ポーランドのゲーム開発会社CDプロジェクト・レッドは『サイバーパンク2077』の大型アップデートの第2弾となる「パッチ1.2」を3月29日に配信している。
「パッチ1.2」はPC、PlayStation 4、Xbox One向けに配信されており、グーグル・ステイディア向けには同様のアップデートが今週中に配信予定となっている。
アップデートのパッチノートには100以上もの不具合の修正や改善点などが掲載されている。今回のアップデートにより例えばゲーム内で犯罪行為が判定された場合、NCPD(警察)は現場のすぐ近くに出現するのではなく、到着するまでに少し時間がかかるように変更されたという。
その他の主な修正点としては、「シナプス焼却」のクイックハック(単体の敵に対してハッキングを行い、敵を攻撃したり敵の動きを妨害する行動)で倒した敵が地面に横たわらない、「アセット」が消失したり誤った場所に置かれる、マップ上で「裂け目」や「コリジョン」が欠如していることよりプレイヤーがマップの下に落下するなどの不具合の修正が挙げられる。
パッチノートにはゲームプレイのほか、ジョブ、オープンワールド、シネマティック・デザイン、環境とレベル、グラフィック、オーディオ、アニメーション、UI、パフォーマンスや安定性といった様々な項目で修正が施されたと紹介されている。また、PC版や家庭用ゲーム機版にもそれぞれ固有の修正点や改善点が存在し、なかにはメモリ管理に関するものも含まれている。
CDプロジェクト・レッドが公開したパッチノートには不具合の修正や改善に関する膨大な量の情報が掲載されているが、パッチノートの最後は「その他多数の修正」と締め括られていることから、「パッチ1.2」には他にも多くの修正点が含まれているものと見られる。
「パッチ1.2」は当初2月の配信を予定していたが、開発スタジオのITインフラがランサムウェアを使ったサイバー攻撃の標的になり、配信が3月まで延期されていた。このサイバー攻撃により、複数の作品のソースコードや「経理・経営・法務・人事・IRなどに関する資料」が盗まれたことが明らかになっている。
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