Photo: Avalanche Software

任天堂は『ホグワーツ・レガシー』や『モータル・コンバット1』をNintendo Switchに移植したシヴァー・エンタテインメントを買収したことを5月21日に発表している。

プレス・リリースで任天堂はエンブレイサー・グループより100%全株式を取得するで株式譲渡に関する契約を締結したと述べている。シヴァー・エンタテインメントについて2012年の設立以降、「ゲームパブリッシャーや他の開発会社から大規模タイトルの開発プロジェクトを受託」してきたと任天堂は評している。同社は2021年にエンブレイサー・グループに買収されている。

「今般、豊富なゲーム開発実績を持つシヴァー・エンタテインメントの開発スタッフを当社グループに迎え入れ、技術力の高い移植及び開発リソースを確保」すると任天堂は述べており、次のように続けている。「なお、シヴァー・エンタテインメントは当社グループの一員となった後も、Nintendo Switchを始めとした複数のゲームプラットフォーム向けの移植及び開発業務を、当社以外のゲームパブリッシャーから受託・継続する予定です」

先日、任天堂はNintendo Switchの後継機となる新型の家庭用ゲーム機について、来年3月末までに発表することを明らかにしている。本日の発表ではNintendo Switchの後継機についての言及はなかったものの、任天堂が将来的な計画を発表する準備を進めている以上、この発表は重要な意味を持つ可能性がある。

前述の通り、シヴァー・エンタテインメントは『ホグワーツ・レガシー』や『モータル・コンバット1』のNintendo Switchへの移植を手掛けたほか、自社で『スクリブルノーツ・ショーダウン』を開発している。

今回の発表では金銭的な条件は明らかにされなかったが、任天堂はこの買収について「本子会社化が当期の業績に与える影響は軽微です」と述べている。

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