Photo: Rockstar Games

テイクツー・インタラクティブは5%の従業員を削減するために2つのスタジオを閉鎖したと報じられている。

『ブルームバーグ』によれば、テイクツー・インタラクティブはプライベート ディヴィジョン傘下の2つのスタジオを閉鎖したという。閉鎖されたのは『オリオリワールド』や『ローラードローム』を手掛ける「ロール7」と『カーバル・スペース・プログラム2』を手掛けた「インターセプト・ゲームス」となっている。『ローラードローム』は2023年の英国アカデミー賞で最優秀ブリティッシュ・ゲーム賞を受賞していた。『オリオリワールド』も同年にノミネートされていた。

メディア『ゲーム・デベロッパー』に発表した声明でテイクツー・インタラクティブはこれらの閉鎖が「事業全体の効率性を見極め、利益率を高めるためのコスト削減プログラム」の一環であることを認めている。

「これらの取り組みの一環として、当社はパイプラインを合理化し、開発中のいくつかのプロジェクトを廃止し、組織構造を合理化することで、人員を削減し、将来の雇用の必要性を削減します。このプログラムに関するこれ以上の詳細は明らかにしておりません」

ロンドンを拠点とする「ロール7」とシアトルを拠点とする「インターセプト・ゲームス」はそれぞれコメントを発表していないものの、『ブルームバーグ』が確認した文書によると、これらが閉鎖されたスタジオだという。「ロール7」ではスタッフに告知が行われ、テイクツー・インタラクティブによる4月29日の重大発表にはシアトルの従業員70人が解雇される旨が記されていた。

先月、テイクツー・インタラクティヴは数百人の従業員をレイオフして、いくつかの進行中のプロジェクトを中止することを発表している。テイクツー・インタラクティヴは現地時間4月16日に証券取引委員会報告書を発表して、「事業全体の効率性を確認し、成長のための投資を行いつつ、当社の利益率を高める」ための「コスト削減プログラムを承認した」ことを明かしている。

先日、テイクツー・インタラクティヴのCEOであるストラウス・ゼルニックはコストを削減するためのレイオフの「計画は現状ない」と語っていた。「最もつらいことは同僚を解雇することです」

ゲーム業界では多くの企業がレイオフを行っており、今年1月、マイクロソフトはXboxと買収したアクティビジョン・ブリザードで1900人の従業員を解雇することを発表している。ライアット・ゲームズは500人を超える従業員を解雇して、『リーグ・オブ・レジェンズ』のスピンオフ企画を中止している。『ディスコ・エリジウム』の開発元であるZA/UMは4分の1の従業員を解雇している。

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