ユニバーサル・ミュージック・グループとリパブリック・レコーズは、ロブロックス内でプレイヤーがゲーム内音楽をストリーミングして、米『ビルボード』誌のチャートにカウントできるようにして、アーティストがマネタイズできる機能となるブームボックスを発表している。
このコラボレーションはプレイヤーがTwiceにメッセージを残したり、ミニゲームをプレイしたり、ヴァーチャル・アイテムを集めたりできる「Twiceスクウェア」からスタートしている。ブームボックスの機能によってプレイヤーはTwiceの音楽を「シェアしたり、一緒に楽しんだり」することができ、それぞれの再生回数は米『ビルボード』誌のチャートにカウントされ、マネタイズされる。
ブームボックスは「ロブロックスのプラットフォーム全体に適用される音楽商品」としては初のものになるという。「Twiceスクウェア」はロブロックスで最も多くの人が訪れることになった音楽体験となっていて、新たなサービスをテストする場としては適切だったと言えるかもしれない。
ロブロックスでは今後1年間の間にブームボックスを使った3500以上の体験が予定されており、「Twiceスクウェア」はそうした大きな計画の第1弾となっている。
ブームボックスによるマネタイズはメジャーレーベルと大手音楽出版社とコラボレーションしたゲームの音楽統合プラットフォームである「スティンガー」とその「広告付き音楽プレイヤー」を通して行われる。スティンガーはロブロックスのようなメタヴァース的なプラットフォームにおいて視聴者へのリーチとエンゲージメントを高めることを可能にし、「ファンとの交流の未来の在り方を体現する」と謳われている。
ロブロックス内で体験型コンテンツを提供したK-POPガール・グループはTwiceだけではなく、BLACKPINKは「ミュージック・ビデオの象徴的なシーンを中心にデザインされた様々なスペースを訪れ、デジタル・ファッションから個々の振り付けまで、アーティストのお気に入りのものを楽しむ」ことができるパレスが展開されている。今後、こうした体験はブームボックスと組み合わされていくことになる。
『フォートナイト』同様、ロブロックスはプレイヤーが積極的に参加するメタヴァース空間を提供できている数少ないプラットフォームの一つとなっている。現実のブランドや音楽アクトとコンスタントにコラボレーションしており、プレイヤーは独自のアイテムを入手して、ヴァーチャル・コンサートに参加することができるようになっている。
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