Photo: Rocksteady

ワーナー・ブラザースは「不安定な」AAAゲームからライヴ・サービス・ゲームとモバイル・タイトルに軸足を移すと述べている。

先月、ワーナー・ブラザースは『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』が期待に「応えられなかった」ことを発表している。2023年は『ホグワーツ・レガシー』の成功があったものの、ワーナー・ブラザースはこの失敗で「難しい1年」が待ち受けることになる。

ワーナー・ブラザース・ディスカヴァリーのグローバル・ストリーミング&ゲーム担当CEOのJB・ペレットは『ハリー・ポッター』、『DC』、『モータル・コンバット』、『ゲーム・オブ・スローンズ』という4つの主要ブランドを中心に展開していると語っている。「これらはそれぞれ数十億ドルを超える事業となっています」とJB・ペレットは説明して、これまでワーナー・ブラザースは「不安定な」AAAゲームに注力してきたと述べている。

「これら4つのフランチャイズをより総合的なアプローチで展開する時が来ました」とJB・ペレットは語り、「よりよい着実な収入をもたらしてくれる」モバイルやマルチプラットフォームの無料プレイの分野にも進出したいと続けている。ワーナー・ブラザースは今年無料プレイのモバイル・ゲームを投入する予定となっている。

ワーナー・ブラザースはライヴ・サービス・ゲームにも注力したいと述べている。「1回きりのコンソール・ゲームを発売するのではなく、人々が継続的にプレイできるライブサービスゲームを開発することのほうが重要です」

ライヴ・サービス・ゲームは発売後に新しいコンテンツが次々と追加され、プレイヤーにできるだけ長く投資させようとするもので、シーズンパスかマイクロトランザクションを特徴としている。従来のAAAタイトルは決まった時間枠の中で完結するストーリーが用意されているのが通例となっていた。

「私たちにはフランチャイズがあり、最高のスタジオ能力を持ち、ロードマップと戦略的投資計画を持って、この事業を立ち上げようとしています。今後2、3年の間に有意義な成長があると考えています」

昨年11月、ワーナー・ブラザースのCEOであるデヴィッド・ザスラヴは次のように述べている。「3~4年の発売スケジュールで主にコンソールやPCをベースとしていた当社最大のフランチャイズをライヴ・サービス・ゲームやマルチプラットフォーム、無料プレイ・ゲームの拡大を通じて、より常時プレイ可能なゲームプレイを含むものへと変化させ、より多くのプレイヤーがより多くのプラットフォームでより多くの時間を過ごすことを目指します」

Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.

関連タグ