UKにおける移民制度の変更はUKインタラクティヴ・エンタテインメントによれば、ゲーム業界にとって「当面の頭痛の種」になるだろうと批判している。
今週、内務大臣は技能労働者ビザ取得のための最低年収の基準を現在の2万6200ポンドから大幅に引き上げて、3万8700ポンドとすることを発表している。政府によれば、この変更によって「昨年、来たうちの約30万人が来られなくなる」という。
「イギリスにおけるゲーム及びインタラクティヴ・エンタテインメント業界の業界団体」であるUKインタラクティヴ・エンタテインメントは新たな声明でこの変更を批判しており、今回のビザ変更で「英国の直接雇用労働者のおよそ12%、業界の約2800の役職」に影響が及ぶと述べている。
UKインタラクティヴ・エンタテインメントによれば、今回の発表で「企業にとって当面の頭痛の種になるだけでなく、長期的な構造的問題を悪化させ、長期的には英国がゲームビジネスを立ち上げたり、規模を拡大したりするのに魅力的な場所ではなくなってしまう」という。
UKインタラクティヴ・エンタテインメントは以前に調査を行っており、「UKのゲーム業界は29%の役職がUK以外の人々によって占められている」としている。この調査は業界全体の職務を対象としており、「若手、中堅、上級職、スタジオ・リーダー、その他の管理職」も含まれるとされている。
UKインタラクティヴ・エンタテインメントは大きな問題は「既に業界全体が感じている深刻な問題を悪化させてしまう」ことだと述べている。
「英国のゲーム業界は労働人口が比較的少ないにもかかわらず、英国経済に60億ポンドも貢献しており、ロンドンや南東部だけでなく、英国全土に広がっている」とUKインタラクティヴ・エンタテインメントは述べている。
ゲーム関連の他のニュースとしては『ザ・ラスト・オブ・アス パートII』のリマスター版の開発元であるノーティー・ドッグはゲームの「ノー・リターン・モード」を新しいトレイラー映像で紹介している。
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