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『スターフィールド』とベセスダのディレクターであるトッド・ハワードは在任中に発売したすべてのゲームにおいて消極的な「最終決定者」だと報じられている。

元デザイン・ディレクターのブルース・ネスミスは『ミニマックス』のインタヴューでベセスダを退社した理由の一つは開発チームの規模が急拡大したことだと語っている。

ブルース・ネスミスは『スターフィールド』だけでなく、『エルダー・スクロールズ5:スカイリム』と『エルダー・スクロールズ2:ダガーフォール』にも関わっている。

「あまりトッド・ハワードとやりとりができなくなったんです」と彼は説明しており、パンデミックでチームのコミュニケーション方法も変わってしまったと続けている。

しかし、こうした構造的な変化もクリエイティヴ・プロセスにおける重要な歯車のひとつには影響を与えなかったという。「すべての決定はトッドを通して行われます。私がこう言うのも彼は嫌がるでしょう。彼は事実だと思ってないからです。ただ、残念ながら、それは事実なのです」とブルース・ネスミスは語っている。

もし開発者がゲームに追加したい「ベセスダの通常とは異なる何か」を考えた場合、ハワードに意見を求めることになるという。

「そのことについては彼を褒め続けたいと思います。彼は最終決定者にならないように懸命にやってきました。それは彼が頭で望むことではないからです」こうした状況は「意見のある人物がいて、その意見が非常に価値がある」ことの産物だと彼は評している。

ブルース・ネスミスは『フォールアウト76』が構想されていた時期にベセスダがその栄光に安住し始めたとも説明している。

「私たちは多くの成功を収めただけでなく、文字通りゲーム・オブ・ザ・イヤー賞も受賞していました」とブルース・ネスミスは語っている。「業界全体が認めるゲーム・オブ・ザ・イヤーでした。私たちの頭や小さな雑誌が選んだわけではなく、誰しもがこれがゲーム・オブ・ザ・イヤーだと言っていました」

「無敵で、できないことなんて何もないんだと自分たちに言い聞かせ始めました。明らかにそれは間違っていました」

他のゲーム関連のニュースとしてはマイクロソフトが「未承認」のアクセサリーに対する新しい方針を打ち出したため、サードパーティ製Xboxコントローラーの一部が11月に使えなくなるという。

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