Photo: Capcom

2020年にカプコンに重大なセキュリティ侵害を引き起こしたランサムウェア集団「ラグナロッカー」が国際的な警察活動によって取り押さえられている。

このハッキングにより、カプコンのサーバーに保存されていた35万人のプレイヤー、従業員、ビジネスパートナーの個人情報が公開されることになっていた。

カプコンは被害を受けた人々への「深い謝罪」を表明して、日本とUKのデータ保護当局に通報している。

欧州掲示警察機構(ユーロポール)はフランス国家憲兵隊が主導した10月16日から10月20日までの「行動週間」において警察官がパリでグループの中心人物の1人を逮捕したと述べている。チェコの彼の自宅は捜索され、スペインとラトビアでは5人の容疑者が事情聴取を受けている。

パリにいた「重要なターゲット」はパリ司法裁判所の審査判事に引き渡されており、「ラグナロッカー」のランサムウェアのインフラはドイツ、オランダ、スウェーデンで押収されている。

また、関連するトーア上のデータ漏洩ウェブサイトはスウェーデンで閉鎖されている。

「ラグナロッカー」はイスラエルの病院やポルトガルのTAP航空を含む重要なインフラを攻撃した過去があるため、セキュリティに対する脅威は「高い」と評価されている。

「今回の捜査は国際協力がランサムウェア・グループを倒す鍵であることを改めて示しています」とユーロポールのヨーロッパ・サイバー犯罪センターのトップであるエドヴァルダス・シレリスは述べている。

「この一連の逮捕が代償なしに攻撃を続けられると考えているランサムウェアの運営者たちに強いメッセージを送ることを願っています」

情報保険会社NCCグループのデータによると、9月は514件のランサムウェア攻撃が報告され、過去最多を記録している。

ロックビット3.0、ロストトラスト、ブラックキャットがこのリストに最も多くランクインしており、最も標的とされたのは北米の産業部門となっている。

ランサムドVCもこのデータには登場しているが、『ブリーピング・コンピューター』は彼らのハッキングに関する主張は時折誇張されていると指摘している。

一方、ソニー・インタラクティブエンタテインメント・アメリカの元CEOであるショーン・レイデンはゲーム開発企業の買収について全面的に賛成というわけではないという自身の見解を語っている。「私が懸念しているのは、統合がしばしば創造性に影響を与えるということだ。例えば、小規模で独立した、野生の馬のようなスタジオが、より大きなコングロマリットに取り込まれ、本質的に、大きくなればなるほど、時間は遅くなる」

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