任天堂は次世代ゲーム機の開発キットが2024年の発売に先立って「主要パートナー・スタジオ」に送られたと報じられている。
『ビデオ・ゲーム・クロニクル』の情報筋は次世代ゲーム機がNintendo Switchと同様にポータブル性のあるものになることを示唆している。加えて、次世代ゲーム機は開発コストを削減し、より技術的に要求の高いタイトルのためのストレージを可能にするために、OLEDではなくLCDスクリーンが採用しているという。
ゲームをフィジカルでも購入できるようにカートリッジ・スロットも用意されるという。現時点で次世代ゲーム機は在庫不足を回避するために2024年後半の出荷が予定されている。2020年後半にXboxシリーズX|Sとプレイステーション5が発売された時も在庫の問題がマイクロソフトとソニーに大きなトラブルを生むことになった。
「任天堂の財務状況を見る限り、2024年に新しいハードが登場する時期であることは明らかだろう」と業界コンサルタントのセルカン・トト博士は『ビデオ・ゲーム・クロニクル』に語っている。
リードポップでゲーム業界のトップを務めるクリストファー・ドリングもセルカン・トト博士に同意するが、次世代ゲーム機はいくつかの問題に直面するかもしれないとも述べている。
「コアなファン層は更なるハードウェアを求めていますが、家族向けのカジュアルなファン層にはまだまだ説得が必要でしょう。例えば、次の『マリオカート』は、現在の『マリオカート』からは得られない何を提供するのでしょうか」とクリストファー・ドリングは例を挙げながら、2017年発売のNintendo Switchよりも次世代ゲーム機には幅広いゲームが求められると述べている。
2022時点で任天堂は「6年目を迎えたNintendo Switchは人気を維持していますが、我々はこの1億人のユーザー・グループを拡大・成長させながら、次世代機につなげていく方法を模索しているところです」と述べており、次世代ゲーム機には後方互換機能が搭載されるのではないかと見られている。しかし、同社は当時詳細な説明をしていない。
他のゲーム関連のニュースとしては『大乱闘スマッシュブラザーズ』のクリエイターである桜井政博はYouTubeで「シリーズの存続には属人性をなくしていくという考え方があります。だけど、今のところ、私が外れた『大乱闘スマッシュブラザーズ』をイメージできていません」と語っている。
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