Photo: Respawn Entertainment

リスポーン・エンタテインメントは『エーペックス・レジェンズ』で1ヶ月続いたオーディオの問題が「1行のコード」に起因しており、現在は解決済みであることを明かしている。

リスポーン・エンタテインメントのコミュニティ・マネージャーであるエイミー・ティーセンはレディットで2月以降、手榴弾の爆発や銃声など、特定の効果音が再生されないことに開発元が気づいたと説明している。

リスポーン・エンタテインメントはこのバグがサーバーのフレームごとに128個のエフェクトしか実行できないことと関連しており、実行されない効果音がそのスペースを使っていて、その結果、聴こえなくなってしまった効果音が押し出される格好となっていたと理論づけていた。

しかし、エイミー・ティーセンはシーズンアップデートのたびに「何千もの変更」が行われたため、原因を探ろうとすると「干し草の中から針を見つけるようなもの」だったと認めている。

リスポーン・エンタテインメントの測定システムでは問題を発見できず、この問題がプレイヤーに影響を与えていることは認識しつつも「社内で最低限の手がかり」しか得られなかったと述べている。

最終的にリスポーン・エンタテインメントは、50人のキャラクターが同時に武器を撃つといった「非現実的なテストケース」を作成することで、効果が遮断されることを確認することができ、さらに検証を重ねた結果、「ある1行のコードが問題の根本原因であることが判明」したという。

原因は今年2月に『エーペックス・レジェンズ』に追加された武器のネメシスで、エイミー・ティーセンによれば、武器がチャージされていない間、銃のパーティクル効果を停止させるコードがあるが、ネメシスを持つすべてのプレイヤーがフレームごとに「パーティクル停止」効果を作り出していたという。

問題の原因が判明したリスポーン・エンタテインメントは先週、問題を解決している。しかし、この逸話はゲームを作ることが想像以上に難しいということを思い出させてくれたとエイミー・ティーセンは述べている。「プレイヤーたちが1分間プレイすることは10人のテスターが1年間プレイしたのに相当します」

他のゲームのニュースとしては『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアII』と『コール オブ デューティ ウォーゾーン2.0』で大規模なアップデートが行われることが決定している。

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