Photo: GETTY

スヌープ・ドッグはeスポーツとゲームのライフスタイル・ブランドであるフェイズ・クランが財政的に困難な1年だったことを受けて取締役から降りたことが明らかになっている。

米国証券取引委員会に提出された書類によれば、スヌープ・ドッグがフェイズ・クランの取締役を「直ちに」辞任することを申請している。

書類では本名をカルヴィン・ブローダスというスヌープ・ドッグの辞任は「企業やその子会社との意見の不一致のためではない」と記されている。

スヌープ・ドッグは2022年3月にフェイズ・クランの取締役に加わっている。彼の仕事はコンテンツの制作、フェイズ・クランの関連マーチャンダイズの立ち上げ、主要事業戦略への参加といったものだった。

しかし、フェイズ・クランは2022年7月に証券取引所に上場して以来、波乱万丈の財政に苦しんできた。同団体は上場時におよそ10億ドルの評価を見込んでいたが、現在は株価が1ドル以下のペニー・ストックとなっている。

コンテンツ・クリエイターとeスポーツの競技者で構成されるライフスタイル・ブランドであるこの組織は2023年9月までに財政を改善しなければ、株式市場から上場廃止になるという警告を受けている。

先月、フェイズ・クランは5300万ポンドの損失を計上し、2月にはスタッフの約20%を解雇したと報じられている。

スヌープ・ドッグはフェイズ・クランに参加することになった経緯について息子のコーデル・ブローダスから紹介されたと語っていた。「若者がこのブランドに共感していて、息子のコーデルが知っていたんだ。それで一緒にやることになったんだ」

昨年、フェイズ・クランの最高戦略責任者であるカイ・ヘンリーはスヌープ・ドッグと「メタヴァースに一緒にコンテンツを作る楽しみな計画がある」と語っていた。

Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.

関連タグ