ゲームの見本市であるE3、2023年は中止されることが決定

Photo: GETTY

ゲームの見本市であるエレクトロニック・エンタテインメント・エキスポ（E3）は2023年は中止されることが決定している。主催者のエンタテインメント・ソフトウェア協会はEメールで中止を発表しており、共催のリードポップもこの事実を認めている。

2022年のE3も中止となっていたが、約1年前にエンタテインメント・ソフトウェア協会とリードポップは2023年の開催に向けて一緒に取り組んでいくことを発表していた。

Eメールでエンタテインメント・ソフトウェア協会はE3が「愛されているイベントにしてブランド」であり、2023年は「業界の規模、強さ、影響力を示すような形で実施する」関心を集められなかったと述べている。

リードポップの所有するメディア「ゲームス・インダストリー」でインタヴューを受けたエンタテインメント・ソフトウェア協会のCEOであるスタンリー・ピエール・ルイスは中止の理由について次のように述べている。「私たちは好調なスタートを切っていました。出展者、業界関係者、メディア、そしてファンの方々の関心も高いものでした。しかし、最終的には乗り越えるには大きすぎる課題があったのです」

スタンリー・ピエール・ルイスは開発スケジュールの変化、経済の不安定さ、そして多くの企業がプレイヤーにゲームの発表を届けるための独自のフォーマットを試していることをイベントの難しさとして指摘している。ユービーアイソフト、セガ、テンセントは今年のE3への参加を見送ることを発表していた。

スタンリー・ピエール・ルイスはE3の今後について次のように語っている。「私たちはマーケティングや見本市という面で業界のプラットフォームを提供することをやっていますが、業界の需要に見合う適切なバランスを見つけたいと思っています。私たちはちゃんと耳を傾けて、私たちの提供したいものが需要に見合うようにすれば、より多くのニュースを届けられるようになるでしょう」

E3はロサンゼルス・コンヴェンション・センターで6月13日から16日まで開催される予定となっていた。2019年以来となる対面での開催で、2021年は新型コロナウイルスの感染拡大のためにデジタルのみで開催されていた。

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