Photo: Sega

ゲーム『バーチャファイター』のクリエイターである鈴木裕はNFT企業のオアシスと提携して、『バーチャファイター』シリーズの1000体のNFTが発行されることが明らかになっている。

声明でオアシスはNFTが「新旧の『バーチャファイター』ファンに向けた」「『バーチャファイター』の最初の3作から11のキャラクターが登場する」ものになると述べている。

これらのNFTは「今後メタヴァースのアバターとして使用できるもの」になるという。

NFT市場はここ半年で大きく冷え込み、このようなプロジェクトは一般的にゲームファンの間で否定的な感情を引き起こすことが多いが、今回のプロジェクトも同様で、ツイッターでは不満も見られている。

『バーチャファイター』は『鉄拳』や『ソウルキャリバー』に先んじて発売された世界初の3D対戦型格闘ゲームとなっている。シリーズの最新作は2021年に発売された『バーチャファイター eスポーツ』となっている。

セガが自身でNFTのプロジェクトにも進出するのかは明らかになっていないが、これまではNFTのプロジェクトに知的財産を貸し出す試みを行っている。セガはNFTのプロジェクトに興味があることは明らかにしているが、これまで具体的なプロジェクトは発表されていない。

鈴木裕はセガで最も有名な人物の一人で、1993年発表の第1作『バーチャファイター』のプロデューサー/ディレクターを務め、『デイトナUSA』や『バーチャコップ』も手掛けたが、『シェンムー』や『シェンムーII』のディレクターとして最もよく知られている。

鈴木裕は2000年代後半にセガを離れたが、それまでは『バーチャファイター』シリーズを手掛けていた。

鈴木裕は今回のNFTプロジェクトについて次のように述べている。「『バーチャファイター』シリーズ3作は、私がセガ在籍時代にディレクターとして開発した、当時革新的だった3DCG技術を駆使した対戦格闘ゲームです。その後、『バーチャファイター』シリーズは多くの人々に愛され、お陰さまで今でも多くのファンに支持していただいております。今回、私が監修をしたOASYXの独創的な世界観と、革新的な技術であるブロックチェーンを活用したNFTが、『バーチャファイター』シリーズ3作と融合することで、広くゲームファンの方々に新たなエンターテイメントを提供できることを期待しています」

ゲーム関連の他のニュースとしては『トータル・ウォー』の開発元であるクリエイティヴ・アセンブリーはニューカッスルに新たなスタジオをオープンさせたことが明らかになっている。

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