Photo: Epic Games

米国連邦取引委員会は『フォートナイト』の開発元であるエピック・ゲームズに対して子どもたちに「親の関与なしに不正な課金をさせた」として2億4500万ドル(約325億円)の罰金を課している。

3月14日にこの命令は確定されており、エピック・ゲームズはプレイヤーを騙して意図なくゲームを購入させる「ダークパターン(※ユーザーを騙すために慎重に作られたユーザーインターフェイス)」を使用していたと支払いが命じられている。

米国連邦取引委員会はエピック・ゲームズが「全年齢」のプレイヤーを対象に「直感に反する、一貫性のない、紛らわしいボタン構成」を採用して、実際の金銭を使う求めていない購入をさせたと述べている。

米国連邦取引委員会はエピック・ゲームズが子どもたちが親の許可なくゲーム内で購入しやすい形にして、不正請求に異議を唱えた顧客に対してアカウントをロックする対応を行っていたと述べている。

約325億円の罰金に加えて、エピック・ゲームズに対してはダークパターンの使用や同意のない購入が禁じられている。さらにエピック・ゲームズはカード会社を通して不正請求に異議を唱えた顧客に対してアカウントをロックすることもできないようになる。

米国連邦取引委員会は4対0の投票でこの命令を確定しており、罰金は払い戻しに当てられることになるという。意図せずゲーム内で購入をしたり、子どもがクレジットカードを使って購入したりして不正請求に異議を唱えてアカウントをロックされた人々に払い戻しが行われる。

エピック・ゲームズに対する米国連邦取引委員会による罰金は既に5億ドル(約665億円)以上になっていて、児童オンラインプライバシー保護法違反で2億7500万ドル(約365億円)の罰金も命じられている。

先週、エピック・ゲームズは『フォートナイト』のチャプター4 シーズン2をリリースしており、新しいマップやプレイヤーを一撃で倒すショットガンなどが追加されている。

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