任天堂のゲーム・プロデューサーである宮本茂はゲーム界のスティーヴン・スピルバーグと言われることは気に入っていないと語っている。
宮本茂は『スーパー・マリオ・ブラザーズ』や『ゼルダの伝説』、『スターフォックス』を手がけたことで知られ、『ゲームスポット』によるインタヴューでスティーヴン・スピルバーグと比較されている。
「あなたの言う通り、ゲーム界のスティーヴン・スピルバーグと言われたことはあります。ただ、気に入ってはいないのです」と宮本茂は語っている。「私は宮本で、宮本は宮本で、任天堂は任天堂です。しかし、ディズニーと比較されることは光栄に思います」
「とはいえ、任天堂とディズニーを比較するというよりは、ディズニーは家族向けで、家族の安心感があると思うのです」
「任天堂はビデオ・ゲームでよく知られていますが、ビデオ・ゲームと安心感はあまり結びつかないと思います。しかし、任天堂はビデオ・ゲームを扱いながら、任天堂がディズニーと比較されることは任天堂に安心感という要素をもたらしてくれるところまで来たと思えるのです。それが自分たちの達成できたことであり、そこには満足しています」
宮本茂は先週ハリウッドのユニバーサル・スタジオにスーパー・ニンテンドー・ワールドをオープンさせている。2021年に日本でオープンしたスーパー・ニンテンドー・ワールドがアメリカでオープンするのは初めてとなる。オーランドとシンガポールでも今後スーパー・ニンテンドー・ワールドのオープンが予定されている。
宮本茂は公開が待たれる映画『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のプロデューサーも務めている。声優としてクリス・プラット、アニヤ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラックらが同作には出演している。
映画『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は全米で4月7日に、日本で4月28日に公開される。
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