Photo: G2 Esports

eスポーツチーム「G2」の創設者であり、元CEOのカルロス・ロドリゲス(通称オセロット)は「スペース」の配信で、女性軽視的な発言を繰り返しているインターネット・パーソナリティのアンドリュー・テイトとパーティを楽しんでいる動画をツイッターに投稿したのは「軽率だった」と発言している。アンドリュー・テイトについては「良き友人」だとしている。

カルロス・ロドリゲスは12月15日に「スペース」で音声配信をしており、アンドリュー・テイトとパーティを楽しんでいる様子をツイッターに投稿した時は「よく考えていなかった」と説明して、コミュニティから批判を受けて炎上したのも「100%自分の責任です」と述べている。

カルロス・ロドリゲスはeスポーツの司会やインフルエンサーとして活動しているインス・コリンズの取材で次のように述べている。「動画を投稿したのは軽率でしたが、コミュニティの皆さんは大丈夫です。実際に私は状況を完全に履き違えていました。後先考えずツイートしてしまいました」

一方、女性軽視的な内容のビデオが原因で主要なSNSからアカウントを凍結されているアンドリュー・テイトとの交友関係については後悔する様子は見せていない。

カルロス・ロドリゲスは「私はありのままの自分であることに誇りを持っています。自分のスタイルを曲げたら、自分らしく生きていけません」 と語っている。さらに、アンドリュー・テイトのことは決して批判しないと述べ、もし過去に戻ることができたら「後任となるG2のCEOを自分で見つけたいと思います」とコメントしている。

カルロス・ロドリゲスのツイートが原因で、『ヴァロラント』における「G2 eスポーツ」の評判が悪くなったという声がコミュニティから上がっているが、本人は「(G2の評判が下がったことについて)自分の投稿が原因かどうかはわからない」とコメントしている。

さらに、カルロス・ロドリゲスは自身のツイートに寄せられた批判についてキャンセル・カルチャーを引き合いに出して「大衆は物事について議論しないし、議論の余地も与えてくれません。大衆にはグレーゾーンがありません。炎上させる対象を次から次へと見つけて社会的に追放するだけです」と述べている。

カルロス・ロドリゲスは「一度ヘマをしたら、そのことでとことん批判される」と述べて、アンドリュー・テイトのことを「良き友人」と呼んでいる。

カルロス・ロドリゲスはeスポーツ業界について「主流になっている考え方とは異なる考えを受け入れない風潮がある」とも語っている。アンドリュー・テイトは性的暴力の原因は犠牲者側にあると発言したり、女性に対するドメスティック・ヴァイオレンスを美化する発言をして、何度も炎上している。

今年9月、「G2 eスポーツ」はカルロス・ロドリゲスの辞任表明を受け入れ、「いかなる形態の女性軽視も支持しない」姿勢を示している。

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