Photo: Blizzard Entertainment

ブリザード・エンターテイメントはMMORPG『ワールド・オブ・ウォークラフト』の拡張版「ドラゴンフライト」に「さらなる改善が必要」だとして、2023年に6つのコンテンツ・パッチを配信予定だと明かしている。

『ワールド・オブ・ウォークラフト』の公式サイトに掲載されたブログの中で、エグゼクティヴ・プロデューサーのホリー・ロングデールは次のように述べている。「『ワールド・オブ・ウォークラフト』チームにとって、この1ヶ月は刺激的でした。(ドラゴンに乗って)ドラゴン諸島の上空を飛行したり、プライマリストの襲来からレナウンドの同盟国を防衛し、(レナウンド)滞在中に住人から苦労話を聞き、インスピレーションをもとにアイテムをクラフトするのに加えて、ダンジョンを探索したり、膨大な量のスープを作る様子を見てきました」

「ですが、この物語はまだ始まったばかりです。『ドラゴンフライト』の旅は、刹那的なものではなく、これからも続きます。ゲーム世界のクオリティを保てるかどうかで、拡張版の評価は決まります。リリースの数年後には手製の武器やガドガーの切れ味ある親父ギャグと同様に、リージョン・レイドのことをリリース1年目の定期アップデート第11週で配信されたコンテンツだと懐かしく思うでしょう」

また、今後の予定も公開している。「2023年には6つのコンテンツ・パッチを定期的にリリースします」

「これらのパッチには新たなゾーン、レイド、季節報酬など、拡張版の要となる2つの大型アップデートが含まれます。また大型アップデート以外でも、世界観を拡張・進化させるため、新たなワールド・イベント、システムのアップデート、エヴァーグリーン・ホリデー、新ダンジョン、次回の冒険に続くエピローグもしくはプロローグとして、シネマテックな新規エピソードを追加する予定です。そして、最重要事項として、プレイヤーの皆さんからのフィードバックに基づいてゲーム要素の変更・追加を増やしていく見込みです」

「当社は『ワールド・オブ・ウォークラフト』でより多くの物語、コンテンツ、報酬、イベントの追加や技術的な改善を行い、短期間でのアップデート配信を目指しています。ネタバレはしませんが、誰も予想できないサプライズをお届けできると自負しています。なかには、まだ詳細が決まっていないものもあるので、皆さんからのフィードバックが今後のアップデートにおける優先事項を決める一助となります」

『ワールド・オブ・ウォークラフト』拡張版「ドラゴンフライト」のブログ記事全文(英語)はこちらから。

https://worldofwarcraft.com/en-us/news/23897170/dragonflight-in-2023-the-road-ahead

「ドラゴンフライト」の体験版は、『ワールド・オブ・ウォークラフト』のサブスクリプション・サービスまたは「ゲーム・タイム(購入後に期間限定でプレイできるサービス)」で現地時間2023年1月2日まで配信されている。

ブリザード・エンターテイメントは「ドラゴンフライト」を今年4月に発表している。6月にはベース・エディション(6,240円)、ヒロイック・エディション(8,660円)、エピック・エディション(11,080円)のデジタル版3つと販売価格が130ポンド(約2万円)のパッケージ版が発表されている。

また今年7月、「ドラゴンフライト」のキャラクター作成メニューから性別を特定する単語が削除されることが判明している。現在、キャラクターを作成する際は「男性」もしくは「女性」と表示されるが、「ドラゴンフライト」ではキャラクター1(body 1)、キャラクター2(body 2)という表記に変更される。

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