Photo: Atari

アタリ社の最高経営責任者であるウェイド・ローゼンは、同社が財務上の問題を抱えていることを明かして、友好的TOBを表明している。

『PCゲーマー』によると、アタリ社は最近行われた半期決算報告で、同社に「流動性不足と追加融資の必要性」があると報告している。

さらにプレスリリースでは「当社のゲーム開発促進に向けて、株主がより弊社の経営に携われるように、友好的な株式公開買付を行います」と述べている。

また、「アタリ社の変革戦略を推進するために、(ウェイド・ローゼンは)アタリ社の資金調達を進めていきます」とも述べている。

アタリ社は12月16日に半期決算報告書を公開しており、「昨年の上半期(2021年4月1日〜9月30日)での連結純損失は350万ユーロ(約5億円)だったのに対して、今年は540万ユーロ(約7億6,000万円)と、損失額が増えています」と開示している。これを受けて、プレスリリースでは「今後、ビデオゲームやブロックチェーンといった先行きが不透明な業界へ戦略的に進出するための資金が必要になる」と説明している。

ウェイド・ローゼンはアタリ社50周年を前に『NME』の取材に応じており、「(アタリ社は)ポップカルチャー・ブランドとして……テレビ、映画、ライセンシングなどにも携わり、かつてないほど好調です」と語っていた。

さらに、取材では、アタリ社はゲーム会社なのにゲームを作っていないという世間の認識をぜひ正していきたいと述べている。

「アタリ社にとってライセンシング事業は主たる経済活動の一つですが、次世代ゲーム機向けタイトルの開発にも着手しています。(弊社のゲーム開発事業に懐疑的な意見が)あることも重々承知ですが、今のアタリ社の社員はみんな大のゲーム好きで、アタリ社製のゲームを作ることにも意欲的です」

「私たちは今までの会社のあり方を変えるつもりはありません。大手ゲーム企業と競合しようとも思っていません。ただ、アタリ社らしい素晴らしいゲームを作ろうとしているだけです」

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