1995年に発売された名作シューティングゲーム『スター・ウォーズ ダーク・フォース』に対応するゲームエンジン「ザ・フォース・エンジン」の最新バージョン「1.0」がリリースされている。ゲームが4K解像度でプレイできるようになり、大幅にアップグレードされている。
ザ・フォース・エンジンは米・ルーカスアーツが開発したゲームエンジン「ジェダイ・エンジン」をリバース・エンジニアリングして、現代のPC向けに最適化するエンジンとなっている。現地時間12月19日にリリースされたバージョン1.0は、ジェダイ・エンジンを使って開発された『スター・ウォーズ ダーク・フォース』に完全対応しており、今後リリースが予定されているバージョン2.0では、同じくジェダイ・エンジンで開発されたFPS『アウトローズ』に対応する見通しとなっている。
ザ・フォース・エンジンの公式サイトによれば、このエンジンは製品版の『スター・ウォーズ ダーク・フォース』に加えて、「ユーザー(ファン)がオリジナルPC版(製品版)向けに制作した多くのMOD」に対応しているという。プレイ時にエミュレータのDOSBoxは不要で、解像度は製品版と同じ320×200や4Kに設定できる。つまり、オリジナル版のゲーム体験を楽しめるだけでなく、4Kの映像をウルトラワイドディスプレイに映し出しながらプレイすることもできる。なお、このエンジンを使って『スター・ウォーズ ダーク・フォース』をプレイするには別途、製品版が必要となる。
ザ・フォース・エンジンを使用したゲームの特徴としては、MODローダー(MODを導入するためのツール)、高解像度でのパフォーマンスを向上させるGPUレンダラー、マウスやキーボードの入力設定、コントローラ対応(最初のメニュー画面ではマウスの使用が必要)、QOLの向上、マウスでの映像の視点切り替え、照準レティクル(照準マークを表示する機能)、ゲームに登場するAI「ボバ・フェット」の動作の改善などが挙げられる。
また、「『ドゥーム』シリーズや『デューク ニューケム 3D』のような」クイックセーブも導入されており、長いステージでプレイするときに役立つ機能となっている。
1995年に発売された『スター・ウォーズ ダーク・フォース』は『スター・ウォーズ』の世界を舞台にした初のFPSとなっている。なお、ザ・フォース・エンジンは同エンジンの公式サイトまたはギットバブからダウンロードでき、初期設定を済ませるとすぐに使用できるようになっている。対応OSは現時点ではWindows 7以上だが、将来的にはLinuxとMac OSにも対応する予定となっている。
その他のニュースとして、イギリスの消費者団体「ウィッチ(Which?)」は最新の調査結果を発表して、Nintendo Switch専用コントローラ「Joy-Con」にドリフト現象が発生する原因は設計上の欠陥にある可能性が高いと報告している。
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