米ダブル・ファイン・プロダクションズの設立者ティム・シェーファーは『ジ・エルダー・スクロールズ・ファイブ:スカイリム』のような「シリアスな大型ゲームタイトル」を『ザ・シンプソンズ』の『ハロウィーン・スペシャル』風に描いたスピンオフ作品を制作してみたいと語っている。
ティム・シェーファーは『NME』の取材に応じて、昨今のゲームの対象が「限定的」であり、ゲーム業界はターゲットとなる層を拡大すべきとの見解を示している。
「映画館では、子ども向けやお年寄り向けの映画もあれば、ラブストーリー、コメディ、アクションなど、誰でも楽しめる映画も上映されています。そういう意味で言うと、ゲームはプレイヤー層が限定されています。まだ、制作されていないタイプのゲームは数多くあり、こういったゲームは自分をゲーマーだとは思っていない層を取り込むことができるはずです」
ティム・シェーファーは「ラブコメ・ゲームってないですよね?」と述べ、最近のゲームやテレビは「かなり現実的でダークな」傾向が強いと続けている。また、「ゲームとは何かという概念を拡大していきたい」と語っており、アイディアがあると明かしている。
『ザ・シンプソンズ』の『ハロウィーン・スペシャル』エピソードは通常回とは違い、ホラー映画などをベースにしたパロディが描かれる点に触れて、「『ジ・エルダー・スクロールズ・ファイブ:スカイリム』みたいなシリアスで大型ゲームの『ハロウィーン・スペシャル』エピソードをやってみたいと常々思っています」と述べている。
近年の『ハロウィーン・スペシャル』では映画『パラサイト 半地下の家族』やスティーヴン・キングの『イット』、『ストレンジャー・シングス』がパロディ化されている。
また、ティム・シェーファーは『エルデンリング』のスピンオフ・コメディ作品を「ぜひ制作したい」と冗談を言っているほか、ルーカスアーツ在籍時代にしていた「勘違い」について「時にバカバカしく、人には見せたくないものでも、それが最高のアイディアになる」と気づかせてくれたと語っている。
その他のニュースとして、RPG『バルダーズ・ゲート3』のパッチ第9弾では、新クラス「パラディン」の追加やレベルキャップの上限引き上げに加えて、ミンスク役の新声優はマシュー・マーサーになることが発表されている。
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