Photo: Tesla

米テスラのイーロン・マスクがスチームのビデオゲームを同社の新型モデルでプレイできるようになったと発表している。テスラは同社の電気自動車に搭載されているファームウェアのアップデート「ホリデー・アップデート 2022.44.25.1」をリリースしている。

テスラの公式ツイッターでは、2022年に発売された「モデルS」と「モデルX」でスチームのゲームがプレイ可能になったと発表されている。ドライバー席に座っている人物がプレイステーション5のデュアルセンス・コントローラを使って、『サイバーパンク2077』をプレイしている動画が投稿されている。なお、動画では「ワイヤレス・コントローラ」という宣伝文句が使われているため、様々な種類のコントローラに対応するとみられている。

テスラの非公式情報サイト「ノット・ア・テスラ・アップ」では今回のアップデート内容が紹介されており、Steam Deck対応のゲームはテスラ車内でもプレイできると記されている。また、スチームのクラウド同期機能を利用して、他のデバイスからゲームデータを引き継げるという。

他にも、スチームをプレイできる車種は2022年以降にリリースされたモデルSとモデルXのみで、6GBのDDRメモリと「プレミアム・コネクティビティ(Premium Connectivity)」が必要になると報じている。

テスラの最高経営責任者であるイーロン・マスクは今年2月にテスラの車両でスチームのゲームを遊べるようにすると宣言しており、今回ついに実現している。テスラは過去にも多数のアタリ社のタイトルに加えて、『カップヘッド』や施設運営シュミレーション・ゲーム『フォールアウト・シェルター』など、様々なビデオゲームを車載システムに導入している。

ただし、車両の走行中はゲームをプレイすることはできない。もともとテスラの車両では走行中もゲームをプレイできる「パッセンジャー・プレイ機能」が搭載されていたが、アメリカ合衆国運輸省(NHTSA)から事故を引き起こす原因になるという指摘を2021年に受けて、走行中の「パッセンジャー・プレイ機能」を無効化するソフトウェア・アップデートを配信している。

その他のニュースとして、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』のマルチプレイヤー・モードが12月19日まで無料でプレイできる。

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