Photo: PlatinumGames

プラチナゲームズ副社長の神谷英樹は最新のインタヴューで「『ベヨネッタ』シリーズが終わるというのはありえません」と語っている。

『ベヨネッタ』シリーズは2009年に発売された神谷英樹が手掛けるアクション・アドベンチャー・ゲームとなっている。シリーズ3作目となる『ベヨネッタ3』が今年10月に発売され、来年3月にはスピンオフ作品『ベヨネッタ オリジンズ:セレッサと迷子の悪魔』のリリースが予定されている。

神谷英樹は『IGNジャパン』の取材に応じて、ゲーム・クリエイターはプレイヤーの要望を先読みするのではなく、「クリエイターなりの信念を持って」ゲームを制作する必要があると語っている。「『ベヨネッタ』というIPを例に挙げて言えば、僕のなかではこれからもずっと先まで続けていく構想があってストーリー展開を考えているんですけど、ユーザーは現時点でのストーリーだけを受け取って判断してしまう」

続けて、「クリエイターに愛がないから」シリーズが終わるのだと考えるプレイヤーがいると言い、この見方に異議を唱えている。神谷英樹は主人公のベヨネッタを例に挙げて、「セレッサ(幼少期のベヨネッタ)をはじめ、ここまで育てたキャラクターを僕が愛していないはずもない」と述べている。

今後も『ベヨネッタ』シリーズは続いていくかという質問に対して、神谷英樹は次のように答えている。「僕のなかでは、『ベヨネッタ』シリーズが終わるというのはありえません。『ベヨネッタ4』や『ベヨネッタ5』を作りたいと会社に提案していくつもりです。9作は作ることができるよねと会社でよく話しています」

「ユーザーを裏切るような真似は、僕はしませんよ。『ベヨネッタ』シリーズを愛してくださっている人には、そこを信じてほしいですね」

『NME』は『ベヨネッタ3』のレヴュー記事で4つ星を付けて、次のように評している。「昔からの『ベヨネッタ』ファンは、長年待った甲斐があると安堵したでしょう。新規プレイヤーも驚くほど簡単に物語に入り込めます。最初は知らないキャラクターばかりかもしれませんが、すぐに愛着が湧いてきます。『ベヨネッタ3』はプラチナゲームズの傑作であり、ファン歴に関係なくとても楽しくプレイできます」

一方で、初代ベヨネッタ役を演じた声優のヘレナ・テイラーが「不当に低い」報酬を提示されたとして、『ベヨネッタ3』の不買運動を呼びかけたと報じられている。その後、ヘレナ・テイラーは「金目当てに嘘を付いている」という批判の声に対し、自分の評判を守る必要があると述べて、新たな声明を発表している。

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