Photo: FromSoftware

フロム・ソフトウェアの宮崎英高が自分たちはアポカリプスものではないゲームは開発リソース、ノウハウ面でも苦手としていると明かしている。

近年、フロム・ソフトウェアは『ダークソウル』シリーズや『エルデンリング』、『ブラッドボーン』、『隻狼:シャドウズ ダイ トゥワイス』をリリースしている。これらのゲームは、本質はそれぞれ異なるものの、いずれも暗く荒涼とした、あるいは文明滅亡後の世界が舞台となっている。

宮崎英高は『IGN』でのインタヴューでその理由を説明している。「私たちのつくるゲームが、このようなアポカリプスな世界観になる理由は2つあります。1つは単にディレクターの好みだということ。2つ目は、『技術面での問題』です」

宮崎英高は「陽気で明るい舞台をつくる能力や経験は、フロム・ソフトウェアにはあまりありません」と語っている。「だから、自分たちの得意な分野や制作し慣れているもののために制作費を費やす方が良いのです。私たちは、陽気で活気に満ちた舞台よりも、ダークでハードな世界観を描く方が得意なのです」

フロム・ソフトウェアは現在、『アーマード・コア6:ファイアーズ・オブ・ルビコン』のリリースに向けて準備を進めている。ゲーム・ディレクターの山村優は本作がシングルプレイとボス戦にフォーカスした作品であると語っている。

「本作ではボスバトルが目玉となっています。敵の動きを読んで駆け引きをするという、フロム・ソフトウェアらしい戦いができます。本作では、敵もプレイヤーの機体も、アグレッシヴでダイナミックなバトルを展開します」

また、宮崎英高は現地時間12月8日に開催された「ゲーム・アウォーズ2022」で「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した際、『エルデンリング』について「まだやりたいことがある」と語っている。

その他のニュースとして、『マーベル ミッドナイト・サンズ』の2つのポストクレジットシーンが公開されており、いずれもフィラクシス・ゲームズが将来的にタクティカル・ロールプレイングゲームを拡大させていくことを示唆する内容となっている。

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