『ドリームズ・ユニバース』開発元の英メディアモレキュールは、共同設立者でありアート・ディレクターのカリーム・エトゥーニーがスタジオを去ると発表している。
メディアモレキュールはツイッターでカリーム・エトゥーニーが2023年初旬に退社すると発表している。
「カリームは設立当初から、当社のイメージや社風、そして間違いなく、スタジオのあり方や行動指針などの理念を体現してきた当社の中心的人物でした」とツイートしている。「当社とコミュニティのために尽力してくれました。私たちは今後もずっと感謝の気持ちを忘れません」
メディアモレキュールは英・現地時間2023年1月17日にカリーム・エトゥーニーが「コミュニティの皆さんに別れの言葉を伝える」イベントをライヴ・ストリーミング形式で実施して、いままでの活躍を振り返り、「『ドリームズ・ユニバース』のハイライト(映像)」をお届けする予定としている。
配信時間はまだ発表されていないが、「お別れ会」のライヴ・ストリーミングはメディアモレキュールの公式ツイッチ・チャンネル経由で配信される可能性が高い。詳細は後日発表されるという。
An update from Media Molecule HQ. 💜 pic.twitter.com/y6fdZgA8ig
— Media Molecule (@mediamolecule) December 9, 2022
メディアモレキュールに約16年間勤めたカリーム・エトゥーニーの退社後の予定はまだ明らかになっていない。
メディアモレキュールは2006年にカリーム・エトゥーニーがライオンヘッド・スタジオ時代の同僚だったマーク・ヒーリー、アレックス・エヴァンス、デイヴィッド・スミスと共同で設立している。アクションゲームの『リトルビッグプラネット』シリーズやプレイステーション・ヴィータ専用ソフト『テラウェイ 〜はがれた世界の大冒険〜』を手掛けて知名度を上げ、現在はプレイヤーがプレイステーション4を使ってオリジナルのゲームを制作できる『ドリームズ・ユニバース』の開発元として知られている。
『リトルビッグプラネット』の成功がきっかけとなり、メディアモレキュールは設立からわずか4年後の2010年にソニーに買収されている。その後現在に至るまで、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが所有するゲーム開発スタジオの中でも重要な役割を担う一社となっている。なお、『リトルビッグプラネット』シリーズの主人公であるリビッツはスタジオのマスコット・キャラクターにもなっている。
その他のニュースとして、日本時間12月15日に配信される『コール オブ デューティ:ウォーゾーン 2.0』の最新アップデートで、自分の戦績を確認できる機能が追加されることが明らかとなっている。ただし、この機能を使って確認できるデータは、アップデート以降にプレイしたマッチのデータに限られている。
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