Photo: SIE Bend Studio

オープンワールド・アドベンチャー・ゲーム『デイズ ゴーン』のディレクターであるジョン・ガーヴィンが同タイトルの評価が低い理由は「意識高い系のレヴュアー」が原因だと非難している。

2019年発売の『デイズ ゴーン』はストーリーやゲーム内のミッションの設計、そして複数のバグなどを問題視するレヴュアーから様々な評価や批判を受けているが、それでも米国では今年のゲームの売上ランキングで19位となっている。

「なぜレヴュアーが評価しないのか理解できません。私はレヴューにはプレイした感想が書いてあるだろうと思っていたので、本当に驚きました」というファンの声を受けて、ディレクターのジョン・ガーヴィンはツイッターでレヴュアーからの評価を非難している。

ジョン・ガーヴィンによると、良い評価が得られなかった理由は3つあるという。「1, バグ、ストリーミングやフレームレートなど技術的な問題、2, レヴュアーが実際プレイしていない、3, 最後に白人バイカーがデート相手のお尻をジロジロ眺めるのに耐えられなかった意識高い系のレヴュアー」

https://twitter.com/John_Garvin/status/1600353225840144385

今年の初めには、当時ディレクターだったジェフ・ロスが『デイズ ゴーン』の開発当時のことを回想して、上層部がこのゲームを「失敗」だと開発側に思い込ませていたとツイートしていたが、それでも同タイトルは1000万本を超えるセールスを記録している。

ジェフ・ロスは同ツイートで、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが続編『デイズ ゴーン2』を却下した後は、もう続編の制作にはまったく関心がなくなったとも明かしている。ジョン・ガーヴィンも今回のツイートで「少なくとも私にとっては、その時代は終わった」と言い、続編に興味がないという主張を繰り返している。

https://twitter.com/John_Garvin/status/1600353524722061313

また、ジョン・ガーヴィンはPC版『デイズ ゴーン』に対する高評価コメントの画面キャプチャーも公開している。PC版はプレイステーション4版の発売から26カ月後の2021年に発売されている。

「ジェフ・ロスと私が制作しても、何も変わりませんでした。変わったのは、コードを綺麗にしたことです。バグ、ストリーミング、フレームレートも重要なのでしょう。でももうジェフと私はいません」

今年4月、ジェフ・ロスは『トゥームレイダー』や『アベンジャーズ』の開発スタジオとして知られているクリスタル・ダイナミックスのディレクターに就任することを発表している。また、6月にベンド・スタジオは『デイズ ゴーン』のシステムをベースにした新作ゲームを開発中であることを発表している。

その他のニュースとして、『ヴァンパイア・サバイバーズ』の拡張DLC版である『ヴァンパイア・サバイバーズ レガシー・オブ・ザ・ムーンスペル』が12月末までに発売予定となっている。

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