Photo: CD Projekt Red

CDプロジェクト・レッドは『ウィッチャー3 ワイルドハント』と同じように『サイバーパンク2077』でもゲーム本編にDLCを加えた「ゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディション」をリリースする見通しとなっている。

『インサイダー・ゲーミング』はポーランドの経済情報サイト『ストック・ウォッチ』の最新ニュースを紹介しており、ワルシャワで開催された投資家とのミーティングで、CDプロジェクト・レッドの社長兼共同CEOであるアダム・キチンスキが2023年発売予定のDLC「仮初めの自由」のリリース後に、『サイバーパンク2077』のゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディションを発売すると発表したという。

アダム・キチンスキは次のように述べている。「『ウィッチャー3』の時はDLCを2つ配信してから、ゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディションを発売しました。それ以来、『ウィッチャー3』はこのエディションを販売しています。『サイバーパンク2077』も同様の形になると思います」

具体的な発売日は述べなかったが、2023年の「仮初めの自由」のリリース後、ほどなく発売する予定だとしている。

なお、『サイバーパンク2077』で唯一のDLCとなる「仮初めの自由」は、PC版、プレイステーション5版、XboxシリーズX/S版のみ対応となっているため、ゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディションもこれらのゲーム機のみ対応となる可能性もある。

唯一のDLC「仮初めの自由」のリリース後に発売されるゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディションが、当面『サイバーパンク2077』シリーズ最後の作品になると見られるが、現在「プロジェクト・オリオン」というコードネームで続編の制作が進行している。

CDプロジェクト・レッドの公式YouTubeチャンネルには、同社の長期的な事業戦略を発表する動画が投稿されており、動画では「プロジェクト・オリオン」について「『サイバーパンク2077』で描かれたディストピアの世界観を元に『サイバーパンク』シリーズを進化させた」作品となり、マルチプレイ・モードの導入も計画中と説明している。『サイバーパンク2077』は当初、発売後にマルチプレイが追加される予定だったが、リリース直後からバグが多発する事態となりマルチプレイの導入は見送られてきた。当時、ネットでは様々なバグの動画が話題になっており、コミカルなものやゲームプレイに支障をきたすほど深刻なバグが報告されていた。

その他のニュースとして、レトロ・スタジオでは2007年に戦略RPG『XCOM』に影響を受けた幻のゲーム『メトロイド タクティクス』の開発が企画されたがお蔵入りになっていたことが判明している。

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