Photo: Striking Distance Studios

現地時間12月2日に発売された『カリストプロトコル』のキャラクター・ディレクターは同作品がアニメ『スポンジ・ボブ』から受けた影響について語っている。

『アンチャーテッド4』や『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』などを手がけたグラウコ・ロンギは、新作サバイバル・ホラーゲーム『カリストプロトコル』が子ども向けの人気アニメ『スポンジ・ボブ』からいかに影響を受けたかを説明している。

『ユーロゲーマー』によると、グラウコ・ロンギはスウェーデンのゲームメディア『GLHF』に次のように語っている。「(『カリストプロトコル』の)クリーチャーの多くは、様々な要望に基づいてデザインしています。例えば、壁を走り回るクリーチャーを登場させたいとします」

「その場合は、どうクールな形でクリーチャーが壁をよじ登って素早く移動するのか考える必要があります」

「また、“めちゃくちゃ変な姿で作ってみよう”という感じで、ヴィジュアル先行で誕生したクリーチャーもいます。その場合は、ゲームに投入してみてうまく機能するように調整していきます」

『カリストプロトコル』は『イベント・ホライゾン』や『エイリアン』などのSFホラー映画から影響を受けているほか、『スポンジ・ボブ』はよりユニークなインスピレーションの源となっている。

「(影響を受けた作品は)『スポンジ・ボブ』のようなアニメもあります。リアルさや没入感もですが、クリーチャーをより魅力的にデザインできるように、アニメ・キャラクターの表現や動きを参考にしています」

「我々は一部の動作やグロテスクな表現、流血や四肢切断といった描写では、その動作を強く印象付けるようにデザインします」

「アニメはこの点に優れています。ディズニーやピクサーなど、視聴者に分かりやすくメッセージを伝えてくれます。例えば動きが素早いキャラクターはシルエットが素早く動くのですぐ分かります」

『NME』は『カリストプロトコル』先行プレイのレヴューで、本作は『デッドスペース』に影響を受けているものの「『デッドスペース』とは全く異なったB級映画のようなグロテスクさがあり、ゲームプレイも完全に別物です」と評している。

「とりあえず、『カリストプロトコル』は“良作”だと言えます。プレイは楽しく、恐怖もしっかりと味わえます。心配なのは、少しリミックスしたベストヒット集のように感じるところです。『カリストプロトコル』をもう少し面白くできるようなオリジナリティのあるアイディアを見てみたいものです」

Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.

関連タグ