任天堂は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で発生している動作性や安定性の不具合について「ご不便とご迷惑をおかけし、申し訳ございません」とお詫びのコメントを発表している。本作は発売直後からNintendo Switchでの動作に関して批判の声があがっていた。
12月1日に発表された「『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』更新データ(Ver.1.1.0)配信のお知らせ」によると、任天堂が現在ゲーム進行に影響を及ぼす不具合に対処していることが明らかとなっている。
今回の発表には「私たちはゲーム進行に影響を及ぼす不具合が発生する可能性があると認識しています」と記されている。「私たちの目標はプレイヤーの皆様に常にゲームを楽しくプレイしていただくことですが、ご不便とご迷惑をおかけし、申し訳ございません。いただいたご意見を真摯に受け止め、これからも改善を続けてまいります」
また、お知らせの更新内容にはシナリオ『チャンピオンロード』の四天王であるトップチャンピオンとのバトルでBGMが正しく再生されないことがある不具合が修正されたと記されている。
さらに、「ランクバトル シーズン1」の開始にともない、「バトルスタジアム」から「ランクバトル」をプレイできるようになったという。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の『NME』のレヴューでは3つ星を付けて、「色鮮やかだが特徴のない」ビジュアルを批判しており、特定のポケモンについては「ビニール製のキャラクターが動いているようだ」と評している。
また、レヴューは「プレイヤーがバイク型のポケモン(実際に登場する)に乗って高速で移動すると、フレームレートが不安定になる」と続けている。「他のキャラクターも不具合やもたつきがあり、作り込みに非常に苦戦しているように感じる。任天堂がこれまでNintendo Switchの性能を驚異的に向上させてきたことを考えると、本作はリリースが早すぎたように思える」
だが、任天堂とゲームフリーク社は『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で商業的な成功を収めている。本作は発売からわずか3日間で『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』の発売初週の販売本数を上回り、1,000万本を突破している。
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