DCユニバースは今後、ゲーム、映画、テレビといったメディアの枠を越えて世界観を共有していく方針であることが、映画監督兼DCスタジオの共同CEOであるジェームズ・ガンの話から判明している。
このニュースは、ジェームズ・ガンとファンのツイッターでのやり取りから明らかになっており、ジェームズ・ガンは「DCユニバースは映画とテレビおよびアニメーション(というメディアの垣根)を超えて(世界観を)共有していきます」と述べている。
その後、別のファンがビデオゲームも含まれるか尋ねると、ジェームズ・ガンはシンプルに「はい(yes)」と答えている。
以前には、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのトップであるデビッド・ザスラフが「実写映画、テレビ、アニメーション、ゲームなど一連のDCユニバースを使ったビジネスの指針となる正典」を作り上げていくとワーナー・ブラザース関連企業に通知したことが報じられており、今回のニュースのインパクトはそれほど大きくない。
なお、この方針がDCユニバース作品に適用されるのはまだ先の話で、最近リリースされたゲームタイトルの世界観などは他メディアの作品とは共有されていない。例えば、開発が大幅に遅れているロックステディ・スタジオの『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』の世界観は他メディアの作品とは共有されず、代わりに2009年にリリースされた『バットマン:アーカムアサイラム』から始まった『バットマン:アーカム』シリーズの一部となっている。
また、WBゲームズ・モントリオールが最近リリースした『ゴッサム・ナイツ』の世界観も他メディアの作品と共有していない。さらに『ゴッサム・ナイツ』はDCユニバースのどのシリーズからも独立しているが、それでも十分楽しめるゲーム内容となっており、『NME』レヴューでは4つ星を獲得している。
しかし、『ゴッサム・ナイツ』の開発は『バットマン:アーカム』シリーズの『バットマン:アーカム・ビギンズ』と同じWBゲームズ・モントリオールが担当しており、どうしても『バットマン:アーカム』シリーズの作品と比較されてしまい、そのことが評価にも多少影響している。『NME』レヴューでも、『ゴッサム・ナイツ』を『バットマン:アーカム』シリーズと比較して「少し安っぽく感じる」、「物足りなく感じる」と評されている。
他にも「貧弱なステルス要素」などが指摘されているが、それでも『ゴッサム・ナイツ』はよく作り込まれた作品となっている。レヴューではオープンワールドの他にも登場キャラクターやストーリーが高く評価されている。
その他のニュースとして、『オーバーウォッチ2』では、新しいプレイアブル・キャラクターであるタンク系ヒーローの「ラマットラ」の能力が公開されている。
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