メタ社は死後25年目を迎えるノートリアスB.I.G.のVRコンサートを開催すると発表している。
「スカイズ・ザ・リミット」と題したこのオンライン・イベントは現地時間12月16日にメタ社のVRプラットフォーム『ホライズン・ワールド』内で開催され、ノートリアスB.I.Gの公式フェイスブック・ページからも視聴できる。「スカイズ・ザ・リミット」ではノートリアスB.I.Gを再現したリアルなアバターが登場するという。
今年はノートリアスB.I.Gが殺害された1997年から25年目の節目となっており、製作にはノートリアスB.I.G.の遺産管理団体が携わっている。「スカイズ・ザ・リミット」にはショーン・“ディディ”・コムズ、ラトー、ナルド・ウィックといったスペシャル・ゲストの出演も決まっている。
コンサートではノートリアスB.I.Gのアバターがステージに立ち、彼の様々な楽曲が演奏される。さらに、「ナレーション付きの旅」として、ノートリアスB.I.G.の故郷であるブルックリンの街並みが再現され、アバターを通じてノートリアスB.I.G.が過ごしていた日常の風景を案内するという。ナレーションは作家で音楽ジャーナリストのトゥーレが担当する。
「スカイズ・ザ・リミット」は12月16日からアクセスできる。また、メタ・クエストのVRセットを持っていない場合でも、ノートリアスB.I.Gの公式フェイスブック・ページで二次元版のコンサートを視聴できる。
ノートリアスB.I.Gの母親であるヴォレッタ・ウォレスは今回のVRコンサートについて次のように述べている。「テクノロジーの進歩によって息子クリストファーの音楽を新しい形で披露できるようになりましたが、たまに私にはよくわからないものもあります」 また、ノートリアスB.I.Gのアバター制作に携わったことについて「最新の技術を使って彼(の作品)を体験することで、ファンにとって新しい価値が生まれるのは理解できます」と述べている。
関連ニュースとして、先週、メタヴァースで音楽フェスティバルが開催され、100人以上のミュージシャンが出演している。仮想世界「デセントラランド」で開催されたこのイベントでは、オジー・オズボーン、ラッパーのソウルジャ・ボーイ、DJのエディ・テンプル・モリスなどが、それぞれのスタイルに合わせて作られたステージで演奏している。
他にも、チャーリー・プース、マディソン・ビアー、ヤングブラッドといったアーティストも、『フォートナイト』と『ロブロックス』などの仮想空間でコンサートを行っている。
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