Photo: Need For Speed/ EA/ Criterion

エレクトロニック・アーツとクライテリオン・ゲームズは『ニード・フォー・スピード アンバウンド』の主人公役のエイサップ・ロッキーがゲームに登場する「メルセデス・ベンツ190E」のスタイルを完全に再現した特別仕様の車両を初めて見た時の様子を動画で公開している。

『ニード・フォー・スピード アンバウンド』は現行機専用タイトルとなり、プレイステーション5、XboxシリーズX/S、PC向けに12月2日に発売が予定されている。

先月公開された『ニード・フォー・スピード アンバウンド』の公式トレイラー動画では、アニメ調のヴィジュアルのエイサップ・ロッキーが街中をメルセデス・ベンツ190Eで疾走する様子が描かれている。

今回公開された動画では、エイサップ・ロッキーがニューヨークのブルックリンで初めて「メルセデス・ベンツ190E」のフルスケールモデルを目にした時の様子が紹介されている。彼は黒・白・金のボディカラーの車両を見て、第一声で「すげぇ!」とリアクションしている。「おお……これは素晴らしいね!」

ゲームの公式トレイラー動画での描写と同様に、ドアには自身のタトゥー「If not now then when(今やらなきゃいつやる)」をモチーフにしたデザインが施されている。

エイサップ・ロッキーはじっくり見ながら「細かいところまで素晴らしいね」とコメントしている。「緑色のフォグランプが付いた車を見たことあってさ。近未来的で格好良くて、俺もカラフルじゃない、白黒だけの車を持ちたいって思ったんだ」

それから彼は車高を調整する機能を試して、「最高の完成度」だと絶賛している。

「早く街中で走らせたいな」とエイサップ・ロッキーは語っている。「みんなに勝っちゃうね、『ニード・フォー・スピード』(の世界)が現実にあったら」

エレクトロニック・アーツは動画の概要欄に次のように記している。「エイサップ・ロッキーのメルセデス・ベンツ190Eを羨ましく思う人も多いはずです。特別仕様車を初めて見たエイサップ・ロッキーのリアクションを見てください」

「皆さんも欲しくなったのでは? ゲームではロッキーを倒すと、この車をガレージに持ち帰ることができます。カスタマイズして、ストリートを駆け抜けましょう」

エイサップ・ロッキーと彼自身が率いるクリエイティヴ・チーム「アウグ」は『ニード・フォー・スピード アンバウンド』で「ジャンルの垣根を超えた」サウンドトラックも手掛けている。

『IGN』によれば、本作は「現行機専用タイトルとなり、エレクトロニック・アーツの自社エンジン『フロストバイト・エンジン』を使って」開発が進められているという。他にも特徴としては、4K解像度と60fpsフレームレートの映像描写や、高フレームレートを実現する物理演算システムの搭載、シングル・プレイヤー・モードのオフライン対応、マルチプレイヤー・モードのクロスプレイ、リリース後の無料コンテンツ・アップデートの配信などが挙げられる。

本作の開発は『バーンアウト』シリーズの開発スタジオであるクライテリオン・ゲームズが手掛ける。クライテリオン・ゲームズが『ニード・フォー・スピード』シリーズを手掛けるのは2012年の『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』以来となる。

2020年2月にエレクトロニック・アーツは『ニード・フォー・スピード』シリーズの過去4タイトルを開発したゴースト・ゲームズの組織再編を進めるため、シリーズの開発担当スタジオをクライテリオン・ゲームズに引き継ぐと発表している。

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