Photo: Rockstar Games

9月に発生した『グランド・セフト・オート6』の動画流出事件について、シリーズ販売元のテイクツー・インタラクティヴの最高経営責任者であるストラウス・ゼルニックは「開発に影響はない」と発言している。

今年の9月に開発を手掛けるロックスター・ゲームスへのハッキング事件が報道されており、90本を超える開発中の『グランド・セフト・オート6』のゲームプレイ動画やスクリーンショットがネット上に大量流出する事態となっていた。

『VGC』によると、先日開催されたテイクツー・インタラクティヴの四半期決算報告会で、ストラウス・ゼルニックはゲーム事業の見通しについて語っている。

彼は「動画流出事件については非常に残念であり、事態を重く受け止めています」と述べている。「重要な資産が盗まれたという証拠はありませんし、動画流出は開発に影響はないと考えています」

この発言は、2013年にリリースされた『グランド・セフト・オートV』以来の新作を待ち望んでいるファンにとっては喜ばしいニュースとなっている。ストラウス・ゼルニックは「大変遺憾であり、サイバーセキュリティをこれまで以上に強化していく必要があります」と締めくくっている。

ロックスター・ゲームスは動画の流出時に開発中の動画だと認めたうえでゲームの開発スケジュールに遅れは生じないとして、「当社のライヴサービスに障害が起きたり、(『グランド・セフト・オート6』を含む)現在開発が進められているプロジェクトへの長期的な影響はありません」とコメントしていた。

また、9月には、ハッキング容疑で逮捕された英国の17歳の少年が、ロックスター・ゲームスのプライベート・ファイルやサーバーに携帯電話を使用して侵入した容疑を法廷で否認している。この件は上級裁判所で後日再び審理が行われるが、日程はまだ確定していない。

その他のニュースとして、アクティヴィジョン・ブリザード社の最高経営責任者であるロバート・コティックが、米国の共和党下院議員のマイク・ガルシアに5万ドル(約727万円)を献金したと報じられている。

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