Photo: Square Enix

プレイステーション5のトレイラー動画から『ファイナルファンタジーXVI』がリリース後6ヶ月間はプレイステーション5の独占配信となることが明らかとなっている。

『VGC』はプレイステーション5のデュアルセンス・コントローラーを紹介した新たなトレイラー動画の中にあった『ファイナルファンタジーXVI』の映像に「6ヶ月間はプレイステーション5の独占配信」というキャプションが記載されていると報じている。

開発元のスクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジーXVI』発売時の対応プラットフォームをまだ正式に発表していないが、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのマーケティング戦略から、プレイステーション5専用ソフトとしてリリース後にPCやXboxでリリースされる可能性がある。

近年の作品では、プレイステーション4版『ファイナルファンタジーVII リメイク』が2020年に、そしてプレイステーション5版『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』が2021年にリリースされており、その半年後にPCに登場している。

またトレイラー動画の中では、『ファイナルファンタジーXVI』が2023年夏に発売「予定」というキャプションも掲載されており、動画が公開される数日前にはメインディレクターの高井浩がインタヴューで開発は「9割5分ほど」完了していると述べていた。

彼は「新しいバグが出るから、コードを追加するのは禁止ですとお触れが出されています(笑)」と続けており、年内には発売日が発表される見通しであることも明らかとなっていた。

だが、最近では『ファイナルファンタジーXVI』のゲーム内の多様性に関する吉田直樹の発言に批判の声があがっている。

先日、吉田直樹は多様性が欠けている理由を説明していた。「私たちが描く物語は確かにファンタジーですが、現実に根ざしているものでもあります」

彼は同作が中世ヨーロッパをイメージした設定で、(人種などの)多様性が制限されていたと述べている。

「この舞台設定自体の基盤となっている地理的、技術的、そして地政学的な制約により、ヴァリスゼアに対して、現実である地球上の現代社会ほど、広範囲の多様性を持たせることは非現実的でした。我々が開発/運営を行っている『ファイナルファンタジーXIV』の世界と比較しても、惑星全体(それこそ月や系外惑星に至るまで)に及ぶ国家、人種、文化を思いのままに宿せるのとは、描ける規模が根本的に違う、ということになるのです」

10月には、スクウェア・エニックスが物語の舞台となるヴァリスゼアの国や政治の詳細を紹介するトレイラー動画を公開している。

その他のニュースとして、ライアットゲームズは『リーグ・オブ・レジェンド』に新たに登場したチャンピオンのセクシュアリティをめぐって、同性婚などを禁止している地域で検閲が実施されたことを認めている。

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