米ライオンズゲートが映画『ジョン・ウィック』シリーズを題材にしたAAAタイトルの開発を検討中と報じられている。
海外メディア『インディワイヤー』によると、ライオンズゲートの最高経営責任者であるジョン・フェルテイマーは決算報告会で『ジョン・ウィック』シリーズを題材にしたAAAタイトルの開発を検討中と明かしている。一方で、具体的な内容を語っておらず、詳細はまだ決定していないとみられている。
ジョン・フェルテイマーは次のように述べている。「先走った発言は控えますが、当社は『ジョン・ウィック』シリーズのゲーム化を検討しています。現在は企画立案中であり、先に進めたいと考えていますが、現時点ではこれ以上お話できません」
ライオンズゲートが『ジョン・ウィック』のゲームを制作すれば、本作は『ジョン・ウィック』シリーズの2作目のゲームタイトルとなる。1作目のタイトルとしては、インディ・ゲーム開発スタジオのビットヘル・ゲームズ社が手掛けるストラテジー・ゲーム『ジョン・ウィック・ヘックス』が2019年に発売されている。
『ジョン・ウィック・ヘックス』は現在ライオンズゲートが検討中のゲームよりも予算は少ないとみられるが、発売当時は好評を博しており、『NME』の記者トム・リーガンはレヴューで3つ星を付けている。
トム・リーガンは本作を「小規模で戦闘要素の強いインディ・ゲームタイトル」と表現しており、グリッドベース(格子状に区切られたステージで戦うスタイル)を用いた戦略的な戦闘アプローチに『ジョン・ウィック』シリーズを上手く適応させているとして、本作の戦闘システムを高く評価している。また、ゲーム本編のストーリーも感動的だと言い、レヴューでは「映画よりも頭を使うストーリーであり、またトロイ・ベイカーは予想通り手堅く敵役を演じている」と評している。
だが、トム・リーガンは『ジョン・ウィック・ヘックス』を楽しめるのは短期間だと指摘している。登場するマップは7つだけであり、「お手頃価格だが、長時間飽きずに遊べるとは言いにくい」としている。
『ジョン・ウィック』の新作ゲームはキアヌ・リーヴスが登場する直近のゲームとしては3作目となり、キアヌ・リーヴスはCDプロジェクト・レッドが手がける『サイバーパンク2077』に出演していることで知られている。また過去には、映画『マトリックス』の世界を舞台にしたゲームもリリースされている。
その他のニュースとして、『オーバーウォッチ2』では新ヒーロー「ラマットラ」の情報が公開されている。
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