『ファイナルファンタジーXVI』は現時点で開発が「9割5分ほど」完了しており、年内には発売日が発表される見通しであることが明らかとなっている。
『ファイナルファンタジーXVI』の開発は順風満帆だったとは言えず、昨年10月の時点でプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹は「ほぼ完成している」とコメントしていたが、12月になると新型コロナウイルスの影響で開発に影響が生じていると報告していた。
今年4月にはインタヴューで『ファイナルファンタジーXVI』の開発が「大詰め」であると語っていた。
『ファミ通』の最新インタヴュー記事によれば、メインディレクターを務める高井浩は『ファイナルファンタジーXVI』の開発は現時点で「9割5分ほど」完了しており、現在開発チームは主にデバッグに専念していることを明かしている。「新しいバグが出るから、コードを追加するのは禁止ですとお触れが出されています(笑)」
また吉田直樹は「年内にもう一度、情報を出させていただく予定です」と述べており、その時に発売日も発表するとしている。今年6月にトレイラー動画が公開された時点で『ファイナルファンタジーXVI』の発売は2023年夏と発表されていたが、彼は発売時期に変更はない見通しを示している。「夏は越えないので、大丈夫だと思います(笑)」
吉田直樹は今年4月の時点で次のように語っている。「複数のプレイヤーを同時に描写したオンラインと違って、『FFXVI』は個にフォーカスする分、物語の没入のさせ具合が変わってきます。かなり厚みのある話になっていると思います」
「大人になって社会を知って、『現実はゲームみたいに甘くないよね』と一度は『FF』から離れてしまった人たちに、当時の熱を思い出してもらえたら。そう思って作っています」
先月に『ファイナルファンタジーXVI』の世界観を紹介した最新トレイラーが公開されると、吉田直樹は中世ヨーロッパをモチーフにした本作に人種の多様性が欠けている理由を説明している。「私たちが描く物語は確かにファンタジーですが、現実に根ざしているものでもあります」
「敵や主人公の人種設定は簡単ではありません。先入観に囚われたプレイヤーたちの間で憶測を呼び、最終的に論争の火種になる恐れがあるからです」と彼は続けている。
その他のニュースとして、インフィニティ・ウォード社は『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』初の大型アップデートのパッチノートを公開して、「シーズン01」の開幕後にはゲームにさらなる変更・調整を加える予定と発表している。
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