Photo: Rocksteady Studios Twitter

英ロックステディ・スタジオの共同創業者であるセフトン・ヒルとジェイミー・ウォーカーが2022年末に同社を退社すると発表されている。

ロックステディ・スタジオの公式サイトに、ワーナーゲームの社長であるデイヴィッド・ハッダードのメッセージが掲載されており、そこには「ロックステディ・スタジオに関する重要なお知らせがあります。共同創業者であり、スタジオのトップであるセフトン・ヒルとジェイミー・ウォーカーがスタジオを離れる決断をしました」と書かれている。

「私たちは才能あふれる開発チームを率いて、世界でもトップクラスのゲームを制作してきたジェイミーとセフトンと一緒に仕事ができたことを誇りに思っています。絶賛された『バットマン:アーカム』シリーズからさらに進化した『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』まで、素晴らしいリーダーとして活躍してきました」

「ロックステディ・スタジオを訪れるのは、私自身にとっても楽しみでもありました。細部へのこだわりや開発者たちのエネルギー、素晴らしい作品を生み出すスタジオにいるのはどんな感じなのかを味わうことができました。ゲーム開発のあらゆる面での最高のクオリティと卓越性に全力を注ぐ一方で、従業員を思いやる優れた文化を育んでいます」

『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』はほぼ完成しており、セフトン・ヒルとジェイミー・ウォーカーは2022年末に退社して「ゲーム業界で新たな冒険を始める」予定だという。

今後は長年ロックステディ・スタジオの制作ディレクターを務め、同スタジオの創設メンバーでもあるネイサン・バーロウがスタジオ・ディレクターに就任し、ダリウス・サデジアンがスタジオ・プロダクト・ディレクターに就任する。

セフトン・ヒルとジェイミー・ウォーカーは共同声明で、スタジオを去るのは「感傷的な気分になります」と述べて、次のように続けている。「2004年に設立してから今日に至るまで、ロックステディ・スタジオは私たちの人生であり、魂そのものでした。私たちが一番好きなこと、素晴らしい才能を持つ人たちと素晴らしいゲームを作る機会を与えてくれました」

「『バットマン:アーカム』シリーズでワーナー・ブラザースやDCコミックスと一緒に仕事ができて、最高の時間を過ごせました」

さらに、「ロックステディ・スタジオのファンの皆さんには特別な思いがあります」と続けている。「私たちの作品に対する皆さんからの評判やサポートは、ベストを尽くすための原動力になっています。皆さんはロックステディ・スタジオの開発チームの一員であり、この18年間私たちに活力を与えてくださり心から感謝しています。『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』は間もなく完成を迎え、開発チームは今まで以上に強力になったので、そろそろリーダーは他のメンバーに引き継いで、私たち2人はともにゲーム業界で新たな冒険を始めるつもりです」

今年3月には、『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』のリリースを2023年春まで延期すると発表されている。

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