Photo: miHoYo

マイクロソフトは『原神』の成功を受けて、中国市場でのプレゼンス向上を目指して『原神』のようなタイトルへの投資を計画していると報じられている。

『ロイター』によると、マイクロソフトは上海のホヨヴァースが手掛ける『原神』の成功を目の当たりにして「危機感」を抱いているという。同作は2020年9月のリリース以来、数十億ドル(約数千億円)の収益を上げている。

また、『ロイター』の情報提供者によれば、『原神』はクロス・プラットフォームでマルチプレイヤー・ゲームとして成功しており、マイクロソフトとソニーはそれぞれが運営しているXboxゲーム・パスとプレイステーション・プラスで『原神』のようなゲームタイトルを取り入れたいと考えているという。

マイクロソフトは中国のゲームを調査するチームを作り上げており、中国のビデオゲーム市場の成長を反映する動きを見せている。ゲーム市場の調査会社ニコ・パートナーズでシニア・アナリストを務めるダニエル・アーマッドは『ロイター』の取材に応じて、次のように語っている。「中国のゲーム開発会社は、開発ツールの標準化や最先端の生産プロセスの構築、そして非常に大規模な開発チームへの投資を試みています。この投資は最終的に(ゲームを販売する)地域とプラットフォームの両方で、幅広いプレイヤーにゲームを届けるにあたって、強い競争力をもたらします」

マイクロソフトはPCやモバイルのプレイヤーに向けてXboxゲーム・パスを拡大し、クロス・プラットフォームにおけるマルチプレイ・ゲームの実績を高めることで、ホヨヴァースのようなゲーム開発会社に対するアピールを強める狙いがあるとみられている。

これまで、マイクロソフトは大型タイトルやアクティヴィジョン・ブリザード社の買収など大企業への投資が多かったが、現在は小規模の開発会社に業務提携を持ちかけている。

『ロイター』の情報提供者によると、マイクロソフトは『原神』との交渉が失敗に終わったことを後悔しているという。一方、ソニーは『原神』のIP自体は所有していないものの、開発初期からホヨヴァースと提携している。それゆえ『原神』はPCでもプレイできるが、家庭用ゲーム機向けにはプレイステーションのみで配信されている。

『ロイター』の情報提供者は「『原神』との提携は、ソニーに莫大な利益をもたらしました」と語っている。

その他のニュースとして、『原神』では最大規模と思われるデータ流出事件が発生しており、ファンの間で話題になっている。

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