Photo: Monte Cristo

英ロックバンドであるアークティック・モンキーズは最新アルバムの歌詞でマイナーな都市開発シミュレーション・ゲームに言及していると報じられている。

『ゲームスレーダー』はゲーム・ジャーナリストのジョーダン・オロマンのツイートを記事で紹介している。彼のツイートによれば、アークティック・モンキーズの最新アルバム『ザ・カー』に収録されている新曲“Sculptures of Anything Goes”のヴァースで、「The simulation cartridge for City Life ’09 / is pretty tricky to come by(09年のシュミレーション、シティー ライフのDS版 / 手に入れるのはとても難しい)」という歌詞が登場するという。

歌詞になった『シティー ライフ』は元々2006年にPC向けに発売された都市開発シミュレーション・ゲームで、2009年には欧州限定でニンテンドーDS版が発売されている。

PC版『シティー ライフ』はリリース後に2つの拡張パックが配信されるほど人気だったが、ニンテンドーDS版のセールスは振るわなかった。2022年の現時点において、ニンテンドーDS版は入手が困難となっており、まさに“Sculptures of Anything Goes”の歌詞の通りの状況となっている。

入手が困難な背景としては、任天堂が2016年にニンテンドーDS本体の製造を終了し、その後2022年にニンテンドー3DSシリーズとWii U向けのオンライン・ショップ「ニンテンドーeショップ」のサービス終了を発表したことなどが挙げられる。

『シティー ライフ』は都市を開発して経済を発展させていくゲームとなっている。『シティー ライフ』と似たジャンルのゲームは現在も人気があり、都市開発シミュレーション・ゲーム『シティーズ:スカイライン』も人気作品の1つとなっている。

『NME』の特集記事で、アークティック・モンキーズのフロントマンであるアレックス・ターナーは『ザ・カー』を制作した経緯を語っている。

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