ベヨネッタの初代声優であるヘレナ・テイラーとの報酬額をめぐる論争が続く中、プラチナゲームズは新たにベヨネッタ役を演じるジェニファー・ヘイルを擁護する声明を公開している。
ベヨネッタの初代声優を務めたヘレナ・テイラーがプラチナゲームズに「不当な」額の報酬を提示されたと主張するなか、今回プラチナゲームズは初めてこの件についてツイートして、ジェニファー・ヘイルを擁護している。
「私たちは、新たにベヨネッタを演じるジェニファー・ヘイルさんの立場と主張を支持しています。一部で見受けられる、ジェニファーさんやそのほかの(『ベヨネッタ』シリーズの開発)協力者の方々への、尊厳を傷つけるような行動はお控えいただくようお願いします」
プラチナゲームズからのお知らせ pic.twitter.com/2pfiHqTbYX
— プラチナゲームズ公式アカウント (@platinumgames_j) October 21, 2022
この声明に書かれている「立場と主張」というのは、ヘレナ・テイラーがファンに不買運動を呼びかけた際にジェニファー・ヘイルがツイートしたコメントのことを指しており、ジェ二ファー・ヘイル自身は秘密保持契約により本件については話すことはできないと述べていた。
また、同社は『ベヨネッタ』シリーズの制作に長年携わってきた関係者全員に感謝していると述べているが、おそらくこのコメントはヘレナ・テイラーに向けられたものではないかとみられている。
事の発端は10月15日、初代ベヨネッタを演じたヘレナ・テイラーが『ベヨネッタ3』のオーディションに再度合格するも、約4,000ドル(約60万円)という「不当に低い」報酬を提示されたとツイートしたことにある。さらに、彼女は『ベヨネッタ3』の不買運動をファンに呼びかけている。
しかし、その後、『ブルームバーグ』はヘレナ・テイラーの主張は事実とは違うと報じている。『ベヨネッタ3』の開発プロジェクトに近しい2人の情報筋によると、プラチナゲームズはヘレナ・テイラーに4時間のレコーディング・セッションを少なくとも5回行ない、各セッションにつき3,000ドルから4,000ドルの報酬を提示していたという。報酬の総額は少なく見積もっても15,000ドル(およそ225万円)の計算になる。一方、ヘレナ・テイラーはこの情報筋の話は「まったくの嘘」であり、プラチナゲームズが体面を保つために流したものだと反論している。
その後ジェニファー・ヘイルは『ブルームバーグ』の報道を肯定するツイートをしている。なお、現時点でプラチナゲームズはヘレナ・テイラーの主張に対して直接的な対応はしていない。
その他のニュースとして、『バイオハザード RE:4』のプレイ時間はオリジナル版『バイオハザード4』とほぼ同じボリュームになることが判明している。
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