Photo: Bloober Team, Konami

コナミデジタルエンタテインメントは名作サバイバル・ホラー・ゲーム『サイレントヒル2』のリメイク版をプレイステーション5とPC(スチーム)向けに発売すると発表している。

リメイク版『サイレントヒル2』の制作は10月20日に公開された配信番組「サイレントヒル トランスミッション」で発表されている。番組ではさらに『サイレントヒル:タウンフォール』と『サイレントヒル f』という2つの新作タイトルと、インタラクティヴ・ストリーミングで新たな体験ができる『サイレントヒル:アセンション』のリリースが発表されており、映画化プロジェクト『リターン・トゥ・サイレントヒル』の情報も公開されている。

オリジナル版の『サイレントヒル2』は2001年9月にプレイステーション2、Xbox、PCで発売されており、今回はそのリメイク版がポーランドのゲーム制作会社であるブルーバー・チームによってプレイステーション5とPC(スチーム)向けに開発が進められている。ブルーバー・チームは『ブレア・ウィッチ』や『ザ・メディウム』などのホラー作品の開発で知られている。

リメイク版『サイレントヒル2』のリリース日は未定となっているが、スチームの製品ページにはすでにシステム要件が掲載されている。

リメイク版『サイレントヒル2』のティーザー・トレイラー動画は「サイレントヒル トランスミッション」で初公開されており、次のように紹介されている。「シリーズ最高傑作と名高い心理ホラーが最新の技術で、緻密な映像と心に響くサウンドで蘇ります」

コナミデジタルエンタテインメントのプロデューサーである岡本基は、プレイステーション公式ブログで「『サイレントヒル』シリーズの復活は『サイレントヒル2』だけに留まりません」と述べている。「我々は過去の名作のリメイクを発表するだけでなく、新しいストーリーの新作を複数発表しました。新しい作品が続いてこそ、本当の意味でのシリーズの復活です」

「我々はかつて『サイレントヒル』に関わった人たちに加えて、『サイレントヒル』を愛するクリエイターたちとともにこのシリーズの新たな作品を生み出していきます。我々はパートナーシップを拡大し、全世界にいる『サイレントヒル』を愛しているチームとともに、『サイレントヒル』の世界を広げていきたいのです」

配信番組では『サイレントヒル:タウンフォール』と『サイレントヒル f』のティーザー・トレイラー動画も公開されている。『サイレントヒル:タウンフォール』は、英グラスゴーの開発スタジオであるノーコード、米アンナプルナ・インタラクティヴ、コナミデジタルエンタテインメントが共同制作するシリーズ作品となっており、『サイレントヒル f』はホラー・ゲーム『ひぐらしのなく頃に』のディレクターである竜騎士07がストーリーを執筆する1960年代の日本を舞台にしたシリーズ完全新作となっている。

『サイレントヒル:タウンフォール』と『サイレントヒル f』の動画はこちらから。

また、今後公開される『サイレントヒル』シリーズの映画化プロジェクト『リターン・トゥ・サイレントヒル』についてもティーザー・トレイラー動画が公開されており、監督のクリストフ・ガンズがメッセージを寄せている。動画はこちらから。

さらに、配信番組の最後には『サイレントヒル:アセンション』のティーザー・トレイラー動画が公開されている。『サイレントヒル:アセンション』は現在、ジェンヴィッド・エンターテインメント、J.J.エイブラムスのバッド・ロボット・ゲームズ、ビヘイヴィア・インタラクティヴ、DJ2エンターテインメントといった企業が制作に取り組んでおり、「“インタラクティヴ・ストリーミング”で楽しむ新たな『サイレントヒル』の世界」と説明されている。

『サイレントヒル:アセンション』の詳細はこちらから。

配信番組「サイレントヒル トランスミッション」はこちらから。

また、岡本基は配信番組の中で「素晴らしい才能を持ったチームと今後のパートナーシップを拡大していく予定です」と述べている。

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