英スポーツ・インタラクティヴは『フットボールマネージャー』シリーズに女子サッカークラブの経営を追加する「数年がかりのプロジェクト」について最新情報を公開している。一方で、新作『フットボールマネージャー2023』での導入は実現しないと見られている。
同社のスタジオ・ディレクターであるマイルズ・ジェイコブソンは『NME』の取材に対して、女子サッカークラブを追加するプロジェクトは「順調に」進んでいると語り、さらなる情報は「今後数週間のうち」にブログで発表すると述べている。
「(プロジェクト)研究の面では、適切に開始できるよう非常に大きな決断を下したばかりで、世界中の研究員たちが現在調査に勤しんでいます。アニメーションの方は予定しているモーションキャプチャー・アニメーションの90パーセントが現在完成しており、今後の制作を検討しています。翻訳についても進んではいますが、言語によって代名詞の違いがあったりするので、まだまだこれからです」
また、デザイン・チームは女子サッカーのセクションに合わせてモジュールを調整するのではなく、『フットボールマネージャー』全体でモジュールの仕様変更を検討しており、多忙を極めていると明かしている。だが、マッチ・エンジンは例外だという。「マッチ・エンジンは現在議論している最中で、男子サッカー選手と女子サッカー選手の最高速度を調査していますので、そのあたりは近いうちに決定する予定です」
女子サッカークラブ経営の追加はまだ先になるとみられるが、マイルズ・ジェイコブソンは次のように語っている。「我々が行っているシステム変更は、いずれにしても必要なので、(女子サッカーは)ゲーム内の男子サッカーに非常に良い影響を与えると思います」
「女子サッカークラブと男子サッカークラブをシームレスに経営できるタイトルに仕上げることが目標です。結局のところ、サッカーという1つのスポーツなのですから。これが今取り組んでいる内容ですが、プロジェクトを発表した時から『フットボールマネージャー2023』で実現できるものではないと分かっていました。発表当時に数年がかりのプロジェクトになると見込んでおり、実際その通りなのですが、順調に進んでいます」
最後にマイルズ・ジェイコブソンは、スポーツ・インタラクティヴは女子サッカーの分野で「驚くほどの進歩」を遂げているが、他の分野においては「加速する」必要があるとの見方を示している。
他にも、マイルズ・ジェイコブソンは『NME』の取材で、スポーツ・インタラクティヴが『フットボールマネージャー 2023』で米ドラマシリーズ『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』とのコラボレーションを望んでいたが、エレクトロニック・アーツが『FIFA 23』で「先にコラボした」と明かしている。
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