Photo: Supergiant Games

新型コロナの影響でオンラインでの開催となったサウス・バイ・サウスウエスト・フェスティバルにおいて、現地時間3月20日に「2021年SXSWゲーム賞」の受賞作品が発表されている。

サウス・バイ・サウスウエスト・フェスティバルは音楽祭や映画祭、インタラクティヴ・フェスティバルなどを組み合わせた年一回の総合イベントとなっており、その一環として「SXSWゲーム賞」の授賞式が例年開催されている。今年は授賞式のほか、講演会や発表会なども催されている。

主催者によれば、この賞の目的は「業界で最もクリエイティヴで影響力のあるタイトル、チーム、個人を表彰する」ことだという。2021年の「SXSWゲーム賞」には12部門が設けられており、授賞式に先立ち合計43のノミネート作品が発表されていた。

2021年の「SXSWゲーム賞」で「ビデオゲーム・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのは自動生成技術が導入された作品で、ギリシャ神話をモチーフにしたRPGの『ハデス』となっている。「インディ・ゲーム・オブ・ザ・イヤー」は複数のプレイヤーで協力して採掘を行うゲームである『ディープ・ロック・ギャラクティック』が受賞している。なお受賞作品はSXSWのスタッフ、専門家、一般者投票のスコアの合計を元に選出されている。

その他、『ハーフライフ:アリックス』が「VRゲーム・オブ・ザ・イヤー部門」、『ゴースト・オブ・ツシマ』が「アニメーションとアート、ヴィジュアル部門」、『ラスト・オブ・アス パート・ツー』が「物語性(ナレーション)部門」を受賞している。すべての受賞作品のリストはSXSWの公式ウェブサイトに掲載されている。

受賞作品の発表を受けて、多くのゲーム開発者がツイッターで感謝の意を表明している。

サウス・バイ・サウスウエスト・フェスティバルは例年テキサス州オースティンで開催されていたが、今年は新型コロナの影響でオンラインでの開催となっていた。オンライン・イベントでは例年会場となっていたオースティンが仮想空間として再現されている。

また、同イベントでは多数のアーティストが世界各地から生配信で音楽を披露している。なかには道教の寺院やケーブルカー、さらにはロサンゼルスのフリーウェイの高架橋など、珍しい場所から音楽を配信したアーティストもいる。

他のニュースとして、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは開発中のPlayStation 5向けVRコントローラーのデザインや最新情報を公開している。

新しいVRコントローラーには「アダプティブ・トリガー」や「ハプティック・フィードバック」のほか、指の位置を自動で認識する機能などが搭載されているという。

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