Photo: Holy Wow

米ホーリー・ワオ社が手掛ける『トロンボーン・チャンプ』のネタ化は尽きることがなく、あるMOD制作者がドラゴンフォースの楽曲“Through the Fire and Flames”のMODをゲームに追加している。

『PCゲームズN』によると、MOD制作者の「ダーピィチャプ」は2005年にリリースされたドラゴンフォースの名曲“Through the Fire and Flames”をMODで再現している。

同楽曲は音楽リズムゲーム『ギターヒーロー』にも高難易度の楽曲として登場しているが、今回のMODの方がはるかに難易度が高いとみられる。ダーピィチャプがツイートした動画から分かるように、制作者も流れてくるポイントに合わせてトロンボーンを演奏するのに苦戦しているが、『トロンボーン・チャンプ』らしいスタイルで名曲をなんとか演奏しきっている。

追加された“Through the Fire and Flames”は約8分間の楽曲で、ゲーム内に登場する他の楽曲よりも数分長くなっており、『トロンボーン・チャンプ』のファンは実力(と忍耐)を試せるほか、ドラゴンフォースの名曲を最高難易度でプレイできる。ダーピィチャプはこのMODを自身の作品の中で「最も呪われたMOD」だと述べている。

『トロンボーン・チャンプ』では他にも様々なMODが登場している。別のMOD制作者は本作をVR対応にしてモーション・コントローラーを導入しており、自身のMODを「面白おかしいネタゲームのための、面白おかしいネタMOD」と表現している。なお、このVR MODは「Open VR対応のVRヘッドセット」に対応しているという。

『トロンボーン・チャンプ』は現地時間9月16日の配信開始以来、大成功を収めており、名曲を下手に演奏する様子が面白いと、ソーシャルメディアを席巻している。本作では「いつでも、どんな音でも自由に演奏できる」ため、「音楽に合わせてプレイしているだけでなく、実際に楽曲を演奏している」気分を味わえる。

本稿執筆時点でスチームでは1700件を超えるレヴューが寄せられており、「圧倒的に好評」な評価を獲得している。あるプレイヤーは『トロンボーン・チャンプ』について次のように述べている。「このゲームのせいで、私の中の何かが壊れたんだ。私の人生は変わってしまった。食べ物の味も違うし、吸う空気も違う。音楽も……音楽はもっと良くなった。もう前の自分には戻れない。私はトロンボーンの道を歩み始めたのだ」 また、別のプレイヤーは「史上最高のゲームかもしれない」と評している。

その他のニュースとして、グーグルは「ステイディア」のサービス終了を発表してからわずか2週間後に、「グラウドゲーム向け」クロームブックの新型モデルを発表している。

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