Photo: Gamuzumi

任天堂はニンテンドーeショップで販売されるタイトルについて、性的表現の規制を強化したと報じられている。

『ビューティ・バウンス』や『エルヴズ・ファンタジー・ヘンタイ・パズル』などの「成人向けタイトル」を専門に販売するガムズミによると、同社の最新作『ホット・テンタクルス・シューター』が任天堂のポリシー変更に伴ってNintendo Switchでの販売申請を却下されたという。

ガムズミは次のようにツイートしている。「任天堂から回答があり、彼らの方針として家庭用ゲーム機向けタイトルでは女性の裸の胸をそのまま描くのはNGになったみたいです」

「わいせつなコンテンツは、任天堂のブランド・イメージに傷をつけ、ポリシーに違反する可能性があります(と回答がありました)。つまり、作中に裸体の胸部が出てくるタイトルは規制の対象となり、『ホット・テンタクルス・シューター』は却下されました」

「また、最近発売した『エルヴズ・クリスマス・ヘンタイ・パズル』も同じくヌードが原因で却下されました」

「ヌード・コンテンツに関する規制が全ての家庭用ゲーム機に導入されてしまい、残念です。おそらく当社だけでなく、他のパブリッシャーやディベロッパーにも影響が及ぶでしょう」

『ホット・テンタクルス・シューター』は現地時間9月9日にスチームおよびプレイステーション・ストアで販売されており、「たまらなく魅力的で、エッチな雰囲気のアーケード・シューティングゲーム」と説明されている。また、説明文には「20人の美少女を巨大な触手の魔の手から解放せよ」と記載されている。

任天堂はこれまでにも、ニンテンドーeショップで『エルヴズ・ファンタジー・ヘンタイ・パズル』や『ヘンタイ vs. イーヴィル』、そして「片手で遊べるパズルゲーム」の『ヘンタイ・ユニ』など、数多くの性的表現を含むゲームの販売を承認してきた。

ツイッター・ユーザーの『センサード・ゲーミング』によると、2019年に任天堂の代表取締役社⻑である古川俊太郎はサードパーティのレーティングシステム以外で、独自に検閲・規制を適用することには反対だと発言していた。古川俊太郎は「プラットフォームを保有する企業が恣意的に(規制基準を)定めると、ゲームソフトの多様性・公平性を著しく妨げることになります」と述べている。

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