Photo: CD Projekt Red

CDプロジェクト・レッドは2020年リリースのアクションRPG『サイバーパンク2077』の続編の制作を発表しており、引き続き「暗い未来」が描かれることになるという。

10月5日付のツイートで、CDプロジェクト・レッドは「プロジェクト・オリオン」というコードネームで続編を制作していることが明らかにしている。

同社は「『オリオン』は『サイバーパンク2077』の次回作のコードネームであり、シリーズがさらに進化した、暗い未来の可能性を引き出す作品になると思います」とツイートしている。

また最高経営責任者であるアダム・キチンスキは、10月5日に公開された同社の長期的な事業戦略を発表する動画の中で「私たちの計画は実に野心的であり、多大な労力や献身、さらなる成長が求められます」と述べている。

動画では続編に関する詳細は明かされていないが、「マルチプレイの導入」と「クオリティ重視のコンテンツをプレイヤーに提供できるように開発力を強化する」計画が明らかとなっている。『サイバーパンク2077』は当初、発売後にマルチプレイに対応する予定だったが、リリース時に発生した問題のためマルチプレイへの対応は見送られてきた。

『サイバーパンク2077』は2020年にリリースされたものの、プレイステーション4版で不具合やパフォーマンスの問題が多発したため、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントがプレイステーション・ストアから削除してプレイヤーに返金するなど、発売直後から続くトラブルで物議を醸していた。マイクロソフトもこういったトラブルに不満を持つプレイヤーがいることを理由に返金対応を行い、CDプロジェクト・レッドも「ヘルプ・ミー・リファンド」プログラムで直接返金処理を行っている。

だが、こういった問題の発生以降、批判的な意見は変化してきているようだ。今日に至るまで、CDプロジェクト・レッドは不具合の修正やアップデートに取り組んできており、プレイヤー数は着実に増えている。

最近では、スピンオフ・アニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』の影響でプレイヤー数が急増し、発売以来最高の同時接続プレイヤー数を記録するなど人気が再燃している。また、開発チームは先日、『サイバーパンク2077』の最初で唯一の拡張パック「仮初めの自由」の制作を発表しており、キアヌ・リーヴスがジョニー・シルヴァーハンド役を再び演じる予定となっている。

その他のニュースとして、スケートボード・ゲーム『オリオリワールド』のNintendo Switch向けパッケージ版が現地時間10月28日にリリースされることが明らかとなっている。販売価格は16.49ポンド(約2,720円)で、パッケージ(箱)にはゲーム本編のコードが入っているが、ゲームソフト本体は同梱されない。

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