Photo: Shareif Ziyadat/Getty Images

ラッパーのカーディ・Bは自身の裁判が原因で、『コール オブ デューティ』を手掛けるアクティヴィジョン・ブリザード社との「数百万ドル(数億円)」の契約が白紙になったと明かしている。

今年7月、カーディ・Bはカニエ・ウェストとリル・ダークとのコラボレーション楽曲“Hot Shit”のミュージック・ビデオを公開している。ミュージック・ビデオで『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2』をモチーフにしたペンダントを着用しており、『コール オブ デューティ』とのコラボレーションを示唆していた。その後、アクティヴィジョン・ブリザード社はミュージック・ビデオのスクリーンショットをツイートし、カーディ・Bとのコラボレーションを認めていたという。

ところが、カーディ・Bによると、裁判所への出廷のため撮影に参加できず、コラボレーションに関する契約は白紙になったという。

カーディ・Bは現地時間9月28日に次のようにツイートしている。「過去の愚かな行動が今回仕事のチャンスを逃す原因になったわ。裁判のせいで、『コール オブ デューティ』との数百万ドルの契約を取れなかった。みんな、軽はずみに実行する前によく考えて! 私が得た教訓よ」

また、別のツイートでは、「数週間前」に裁判所へ出廷する必要があったため「予定通りに撮影できなかった」と述べている。カーディ・Bのツイートはこちらから。

9月中旬、カーディ・Bは2018年にニューヨークのストリップ・クラブで発生した乱闘事件に関与したとして2件の罪を認めている。ニューヨークの事件現場にいた2人のバーテンダーは、カーディ・Bが取り巻きに暴行を指示し、彼女自身も暴力をふるっていたと主張していた。

カーディ・Bは司法取引に応じ、暴行罪と過失傷害を認め、15日間の社会奉仕活動と2人の被害者に対する3年間の接近禁止命令を遵守することに合意している。

当時、カーディ・Bは次のように声明を発表している。「成熟し、分別のある大人になるということは、自分の行動に責任を持つということです。母として、子どもたちに教えようと努めていますが、まずは私自身がそのお手本になります。私は過去に誤った行動をとってきましたが、過去の行動と向き合い、自分の過ちを認めることを恐れません」

カニエ・ウェストとリル・ダークが参加したカーディ・Bの楽曲“Hot Shit”は2020年に大ヒットしたミーガン・ジー・スタリオンとのコラボレーション楽曲“WAP”、昨年リリースした“Up”に続く新曲となっている。これら3曲は2018年のデビュー・アルバム『インヴェイジョン・オブ・プライバシー』に続くセカンド・アルバムに収録される予定だが、アルバムの詳細はまだ明かされていない。

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