Photo: Warner Bros, IMDB

アーケイン・スタジオのディレクターであるハーヴェイ・スミスは『NME』のインタヴューで自身のキャリアを振り返り、SF映画『ブレードランナー』や1996年にマイケル・マンが監督したアクション映画『ヒート』をモチーフにしたタイトルなど複数のゲームを制作する計画があったと語っている。

最新の『NME』によるインタヴューの中で、ハーヴェイ・スミスはかつてテキサス州オースティンにあった「ミッドウェイ・ゲームズ」に入社した頃は、元々映画『ヒート』をモチーフにした「没入感のあるシミュレーションゲーム」を開発する予定だったと語っている。

しかし当時、同社の最高経営責任者に説得されて、2007年に発売されたSFシューティングゲーム『ブラックサイト:エリア51』のエグゼクティヴ・クリエイティヴ・ディレクターに就任したという。その後、ハーヴェイ・スミスが『ヒート』をモチーフにしたゲームを開発する間も無なく、2010年にミッドウェイ・ゲームズは破産してスタジオは閉鎖されている。

その後、彼はアーケイン・スタジオに入社し、ステルス・アクション・ゲーム『ディスオナード』シリーズのクリエイティヴ・ディレクターとして知られるようになる。入社当時はアーケイン・スタジオが新プロジェクトを立ち上げるタイミングだったため、映画『ブレードランナー』のゲーム版の企画を提案したり、ステルス・アクション・ゲーム『シーフ』の4作目の制作を検討したりしていたという。

そして、ハーヴェイ・スミスは「まだ企画書の形でしか存在しない『ディスオナード』という忍者ゲームを担当してくれないか」と頼まれたと振り返っている。

ハーヴェイ・スミスは『ディスオナード』が忍者のゲームという設定を変更できないか、パブリッシャーのベセスダ・ソフトワークスに意向を聞いたところ、変更案を支持してくれたという。「自分たちがやりたいようにできたんです。本当に驚きました。ベセスダ・ソフトワークスの社員たちは開発のあらゆる工程で、全面的に支援してくれました」と、ハーヴェイ・スミスは語っている。「変なものほど、『おぉ! これは個性的ですね』という反応でした。大半のパブリッシャーはそうではありません。『えーと、ゲームの舞台を代わりにデトロイトにしてくれないかな』みたいな感じになります」

その他のニュースとして、エレクトロニック・アーツの最高経営責任者であるアンドリュー・ウィルソンは、『コール オブ デューティ』シリーズのプラットフォームをめぐる憶測に関して、今後同シリーズがXbox独占配信となればクロスプレイに対応する『バトルフィールド2042』にとって「非常に大きなチャンスになる」と述べている。

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