Photo: Tolgart / Getty

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントのインディーズ・イニシアチブ代表である吉田修平が開発中の「プレイステーションVR 2」について語っており、インディ・ゲームの開発者たちは「新しいVRブームの到来を待っている」と自身の見解を述べている。

『VGC』によると、吉田修平は現地時間9月21日と22日にロンドンで開催されたインディ・ゲーム・イベント「GIライヴ2022」に登壇して、2023年初頭に発売予定の「プレイステーションVR 2」で発売されるゲームの傾向について語っている。

吉田修平は「(『プレイステーションVR 2』では)『ホライゾン コール・オブ・ザ・マウンテン』や『バイオハザード ヴィレッジ』といった大人気シリーズの大型タイトルも発売予定ですが、個人的には、リスクを取って意欲的にVRゲーム開発に参入してくるのは、インディ・ゲームの開発者たちだと考えています」と述べている。「インディ開発者たちは、新しいVRブームの到来を待っているのです」

そして「VR市場は小規模です。メタ社が(VRヘッドセットの)『クエスト』をうまく宣伝してくれたおかげで、VRに初めて触れる人は増えていますが、それでも家庭用ゲームと比べると、(VR市場はゲーム市場全体の)ほんの一部にすぎず、まだ成長中です」と続けている。

英ビセル・ゲームズのゲーム・デザイナーであるニック・トリンガリは2021年に英語版『NME』のインタヴューに応じており、VRゲームの開発者たちは「まだVRの真のポテンシャルを十分に引き出せていない」と語っている。

彼は次のように続けている。「今では様々なゲーム体験を作り出せますし、従来のジャンルを(VRという)新しい遊び方に取り入れたり、新たなジャンルが生まれたりしています」

ソニーは先日、「プレイステーションVR 2」の新トレイラー動画を公開しており、動画の概要欄で次のように紹介している。「『プレイステーションVR 2』のSense(センス)テクノロジーにより、リアルな感覚、視覚、聴覚を通して今までなかったような没入感あふれる迫力ある世界へと運んでくれます」

プレイステーションVR関連のニュースとして、ソニーは今年9月初めに「プレイステーションVR 2」は「プレイステーションVR」との後方互換性がないと発表している。

同社はその理由を「真の次世代型のVR体験を提供するために設計された」ためと説明している。

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