Photo: The Coalition

『ギアーズ・オブ・ウォー』の開発を手掛けるザ・コーリションは、メンタルヘルス・サポートを提供するNPO「クライシス・テキスト・ライン」と提携して、同ゲーム・シリーズから得られる純収益のうち1パーセントを自殺防止チャリティーに寄付していくと発表している。さらに、将来的に提携先を増やしていく予定だという。

ザ・コーリションのトップであるマイク・クランプは9月9日付で公開された『Xboxワイアー』のブログでこの取り組みを明らかにしており、『ギアーズ・オブ・ウォー』は「ずっと、居場所というものをテーマにしてきた」と述べて、新型コロナウイルスの蔓延が原因で「孤独の蔓延」も加速していると指摘している。

マイク・クランプは「ザ・コーリションは今後、『ギアーズ・オブ・ウォー』シリーズの全タイトルおよび関連グッズから得られた純収益のうち1パーセントを、メンタルヘルス支援を通じて自殺防止と孤独の解消に取り組む団体に寄付していくことを発表します」 と述べている。「私たちは、今後数年間にわたってこの取り組みを継続していき、コミュニティに奉仕し、現状の改善に努めていくことをお約束します」

この取り組みの最初のパートナーとなるクライシス・テキスト・ラインは、テキスト・メッセージを使った24時間365日無料のメンタルヘルス・サポートと危機介入サービスを、イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダで提供している。このサービスは、電話番号「741-741」に「PAUSE」というテキストを送るか、海外のメッセージ・アプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」で(443)-SUPPORT(787-7678)にテキストを送ることで利用できる。

クライシス・テキスト・ラインのCEOであるデナ・トルヒーリョは「2021年には、不安、うつ、自殺などの問題で助けを必要とする人々と130万回以上のやり取りをしました」と述べている。「私たちは、メンタルヘルスのサポートと自殺防止サービスをもっと利用しやすくするために、ザ・コーリションが手が掛ける『ギアーズ・オブ・ウォー』シリーズと提携できて光栄です。アメリカで多発しているメンタルヘルスの問題に対処したり、私たちの目指している、孤独な人を減らし思いやりにあふれる世界の実現のためにも、このようなパートナーシップは極めて重要です」

クライシス・テキスト・ラインはザ・コーリションの取り組みの最初のパートナーとなるが、マイク・クランプは「この運動を拡大していき、進化させていく中で、世界中の様々な団体とパートナーシップを結んでいきたいです」と述べている。

その他のニュースとして、オンライン専用アクションRPG『バビロンズフォール』では、リリース1周年の1週間前にあたる2023年2月28日に、サーバーを閉鎖してオンライン・サービスを終了すると発表している。

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