Photo: EA Sports

エレクトロニック・アーツはサッカーゲーム『FIFA 21』のコミュニティ内における人種差別に対してさらなる対策を講じることを宣言している。

『ユーロゲーマー』の記事によると、エレクトロニック・アーツは同社が定めるガイドライン「ポジティブ・プレイ憲章」を通じてゲーム内での人種差別やその他の有害な表現を抑制する取り組みを続けているにもかかわらず、悪質な行為が蔓延しているという。

最近の事例では今月初め、あるプレイヤーがプロサッカーチーム「アーセナル」で活躍した元イングランド代表のイアン・ライトに対して人種差別的な発言をしたとして問題となっていた。最終的にエレクトロニック・アーツは同プレイヤーのアカウントを完全に抹消し、FIFAゲーム・コミュニティに対して「人種差別の余地はありません」という厳しい警告を行っている。

『ユーロゲーマー』の記事はプレイヤーが設定したクラブ名や選手名を紹介し、フィルタリングを回避しているコミュニティ内の人種差別の例をいくつか挙げている。

しかし、人種差別問題はFIFAゲーム・コミュニティ内だけではないという。エレクトロニック・アーツは今年2月にアイスホッケー・ゲームシリーズ『NHL』のゲーム内での人種差別について声明を発表し、プレイヤーの攻撃的な行為に対処するために新しい技術とツールを導入することを明らかにしている。

また、同社は『FIFA21』で起き続けているプレイヤーの人種差別的行為への対応について『ユーロゲーマー』で次のように発表している。「ゲーム内チャットやEAアカウント、選手名、チーム名など、ユーザーが作成したコンテンツについてはフィルタリングを行い、下品なものや嫌がらせを含む冒涜的なテキストはブロックしています」

また「ポジティブ・プレイ憲章」の中で、「ゲーム内での報告や不正行為報告ツールを強化し、プレイヤーが不適切かつ人を傷つける言葉や表現を報告できるように注力しています」とも述べている。

エレクトロニック・アーツは「『FIFA 21』の発売以来、発言が不適切または攻撃的であることを理由に、9千以上のアカウントを凍結し、2万5千以上のアカウントへ警告をしてきました」と述べ、不適切な行為をするプレイヤーに対して厳しい措置をとってきたことを改めて強調している。

また、「今後数ヶ月の内に発表できると思いますが、より高性能なモニタリングやリスクをコントロールする技術など、新たな課題に挑戦しています」と続けている。

エレクトロニック・アーツは、昨年6月に「ポジティブ・プレイ憲章」を発表している。同社は「これは当社のゲームやチャンネルにおいて人種差別的、性差別的、同性愛差別的、虐待的な行為を行ったプレイヤーに対して厳重な措置を執ることを明確にした、最新のコミュニティ・ガイドラインです」と説明している。

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